AKB48の旅

AKB48の旅

CDTVSP2015>>>2016

2016年01月03日 | AKB
高橋さんがいない。それだけだったらこれまでもなかったことではないだろう。というか、これまでは何らかの事情で高橋さんが選抜メンバーとして出演していなくても、肩書きとしての「総監督」を越えた「存在感」がそこにあった。

けれども今回のCDTVの選抜メンバーの中には、確かに高橋さんの「存在感」が感じられない。メンバー全員の意識が、高橋さん以後になってる。そこに以前と同じだけど同じではない横山さんがいる。

単純に代表としてコメントしてると言うのを越えて、メンバーが横山総監督のもとに結集する、そういう意識になってることが伝わって来たように思う。動的組織としてのAKBの面目躍如というか、こうして迷うことなく未知の未来へと突き進んでいける、変わって行ける。最強ではなく最適であり続けようとする。AKBという構造あるいは現象の凄まじさというか。

横山さんセンターの「唇にBe My Baby」が素晴らしかった。この曲はあんまり評価してこなかったんだけど、高橋さんセンターからは分からなかったものが、横山さんセンターで初めてしっかりと伝わって来た。優劣というのではない、そこにあるのは言わば新しさ。この横山さんセンターで、初めてこの曲の「意図」が分かったというか。

第4回選抜総選挙だったかで、松井珠理奈さんセンターの「真夏のSound Good!」を見た時の感触と、これは違うようで似てるようにも思う。当初から横山さんセンターをイメージしてたとは言わないけど、秋元氏はいつも1ミリ先の未来、一手先を打って来てる、これはそんな予定調和を壊した結果、「無への跳躍」の見事な実例なんだろう。

今回のAKB選抜メンバーは以下の通り。山本彩、小嶋陽菜、峯岸みなみ、渡辺麻友、指原莉乃、宮澤佐江、横山由依、田野優花、松井珠理奈、柏木由紀、入山杏奈、渡辺美優紀、武藤十夢、木崎ゆりあ、兒玉遙、北原里英(敬称略)。