AKB48の旅

AKB48の旅

第5回AKB48紅白対抗歌合戦

2016年01月25日 | AKB
本番が12月15日、BSスカパーでの放送1月17日ということで、なんか間が悪いような気がしないでもないけど、ようやく見終わったと言うことで、感想などつらつら。

今回何より感じたのが、決してリップサービスではないだろう、司会の堺正章氏が何度か高く評価してたように、そして審査員の尾木直樹氏、リリーフランキー氏も絶賛してたように、エンタテインメントとしてのレベルが高いこと。一つ一つのパフォーマンスが素晴らしいのはもちろんのこと、編集が良い仕事してると言うこともあるだろうけど、台本そして段取りが秀逸レベルで、過去にあったようなストレスを感じさせない。

個別では、まずはチームごった煮(坂口渚沙、佐藤七海、岡部麟、小栗有以、佐藤栞、太田奈緒、中野郁海、倉野尾成美)の「しぇからしか!」を絶賛したい。この曲はHKTには合ってないとかねてから感じてたけど、これを見て確信に変わった。やはり向き不向きというのはあるなあ。

宮脇さんと後藤楽々さんの「トイプードルの君の物語」は、ひたすらカワイイ。とりわけ、宮脇さんとペアを組んでも全く引けを取らない後藤さんに刮目。リリーフランキーさんの「膝に来る」という論評が見事というか、正に言い得て妙。

HKT48の生バンド演奏による「前しか向かねえ」はもう、いろんな意味で圧巻。ライブ感満点で、コンサートのHKTの面目躍如としか。指原さん、とんでもないものを作り上げたなあ。

生演奏と言えば楽器の王様ピアノなわけで、「今、話したい誰かがいる」に感動。楽曲が良いのはもちろんのこと、森保まどか、入山杏奈、加藤玲奈、岡田奈々、後藤萌咲、谷口めぐ、大森美優(敬称略)というヴィジュアルの説得力。見事に乃木坂とは似て非なるものになってて、AKBと乃木坂の違いがよく伝わってきたように思う。

山本さんの「右肩」は、去年も書いた覚えがあるけど、どうしてこう難曲ばかり選ぶのだろうと。しかも当の前田さんの真ん前で披露するという。そこが山本さんらしいのかも知れないけど。渡辺さんの「それでも好きだよ」は完璧だった。誤解を恐れずに言うなら、ここにも良く現れてると思う、渡辺さんと指原さんの言わば「鏡像」関係が面白い。「アボガドじゃね~し」って凄い曲だと再確認させられた。

9期生による「夢の河」にも感動。9期生の分厚い物語と「夢の河」という曲の物語がみごとに共鳴してたけれど、直後の高城さんの卒業発表と「桜の木になろう」が、ちょっと霞んでしまったかも知れない。でもこう重ねるしかないよなあ。

横山さんの「一歩目音頭」はちょっと予定調和だったのに対し、指原さん歌い出しの「365日の紙飛行機」は、なんか反則気味(どんなルールか分からんけど)の、言わば予定調和崩しになってたように思う。これで私的にも白の勝ちになったし、たぶん大差の要因になったんじゃないか。もしかしてこれも指原さんのアイディアなのかな。