「不協和音」と「W-KEYAKIZAKAの詩」MVの衝撃

ようつべで公開されてたのは知ってたけど、いちおう例によってエムオンサキドリ！にてMVを捕獲。「不協和音」、「W-KEYAKIZAKAの詩」ともに誇張とかではなく、正に衝撃だった。

まずは「不協和音」だけど、楽曲を遥かに超えて、映像に力がある。制作サイドの本気度が伝わる。そして何より、これは2011年時点の前田AKBとも通じるものがある共同体感、フラクタルな相転移を成し遂げた感。平手さんの圧倒的な存在感と、その平手さんを全力で担ぎ上げる、メンバー全員の一体となった揺るがぬ意思の力と表現。凄いものを見せられてるという感動がある。

一方で「W-KEYAKIZAKAの詩」は、多少とも欅坂の内部構造に通じていれば読み解ける、メンバー達の関係性と物語を、時系列に従ってカリカチュアにして見せてくれてる。あらゆる絵のあらゆる一瞬に意味がある、そんなハイコンテクストの極み、正に日本的な在り方を体現してる。制作サイド渾身の魂すら感じて泣けてくる。

なんか言葉で語るよりも百聞は一見に如かず。それを見て圧倒されるしかない。