「AKB改革」の一の矢は内部改革、つまりはバンド要素の新たな拡張だった。二の矢は外部改革、つまりは乃木坂46だった。そして三の矢は退路を断つ、そして過去の清算にも当たる、つまりSDNの解散だった、私はそのように見ている。根拠はラストシングルの歌詞にある。秋元康はこれまでも繰り返し、それを歌うメンバーに対する「指導」を、歌詞そのもので指し示してきた。
「負け惜しみコングラチュレーション」の歌詞は、秋元康から見たSDNメンバーへの視線ととらえることができる。AKBで「柱」といえば劇場のことであり、この不自然に思える「柱」の演出展開、古い柱と新しい柱という対比は、SDNが、もうもどることのない過去の記憶となったことの比喩となっている。さらに「結婚」は人生の不可逆点の象徴であり、別の道へと進むことを示すと同時に、それは同時に「日常への回帰」をも示唆していると思う。「ああ今も愛しい人よ 僕には出来なかったけど幸せになれ 」は、正直な心情の吐露だろう。
これを思いっきりドライに翻訳すれば、そして諸般の事情から思いっきりドライに解釈するのが正解だと考えるけど、秋元康はSDNのプロデュースを終了する。君たちの成長の物語は終わった。大人になろう、日常へ帰ろう。・・・つまりは引退勧告ではなかったか。
しかし、生身の人間が相手だけに、そして人気稼業なだけに、話がとんとん拍子に簡単に進むはずがない。昨日の秋元康ぐぐたす発言には、ある種の迷いが感じられた。。
以下引用****************
SDNの全員卒業の撤回を求める嘆願書、届きました。あんなに沢山の署名を集めていただいたことを、本当に嬉しくお願いします。
みなさんの気持ちを、しっかり受け止めたいと思います。
ただ、問題は、
SDNはAKBと違って、“卒業のタイミング”を自分で決めにくいということです。
基本的に、年齢制限がないので、ずっと、SDNでいられるわけですから。
誰を残して、誰を卒業させるなんてできないので、全員に新しい道を用意しようと考えました。
いろいろ、考えます。
みなさん、ありがとう。
以上引用****************
最良の方策は、ここで冷たく切り捨てて、できれば引退させたい、本人達はそう思っていなくても、SDNはモラトリアムと化しているのではないか、だからそこから追い出して、大人の道を進ませる、平凡な日常へと追い立てる、理屈ではそうだと分かってる。けれども人情と世間体がそれを阻むという構図。
「全員に新しい道を用意」するというのは、確かに秋元康にならできるのかもしれない。けれども、それこそ誰もが忌避しているはずの権力者秋元康の姿そのものではないか。
「負け惜しみコングラチュレーション」の歌詞は、秋元康から見たSDNメンバーへの視線ととらえることができる。AKBで「柱」といえば劇場のことであり、この不自然に思える「柱」の演出展開、古い柱と新しい柱という対比は、SDNが、もうもどることのない過去の記憶となったことの比喩となっている。さらに「結婚」は人生の不可逆点の象徴であり、別の道へと進むことを示すと同時に、それは同時に「日常への回帰」をも示唆していると思う。「ああ今も愛しい人よ 僕には出来なかったけど幸せになれ 」は、正直な心情の吐露だろう。
これを思いっきりドライに翻訳すれば、そして諸般の事情から思いっきりドライに解釈するのが正解だと考えるけど、秋元康はSDNのプロデュースを終了する。君たちの成長の物語は終わった。大人になろう、日常へ帰ろう。・・・つまりは引退勧告ではなかったか。
しかし、生身の人間が相手だけに、そして人気稼業なだけに、話がとんとん拍子に簡単に進むはずがない。昨日の秋元康ぐぐたす発言には、ある種の迷いが感じられた。。
以下引用****************
SDNの全員卒業の撤回を求める嘆願書、届きました。あんなに沢山の署名を集めていただいたことを、本当に嬉しくお願いします。
みなさんの気持ちを、しっかり受け止めたいと思います。
ただ、問題は、
SDNはAKBと違って、“卒業のタイミング”を自分で決めにくいということです。
基本的に、年齢制限がないので、ずっと、SDNでいられるわけですから。
誰を残して、誰を卒業させるなんてできないので、全員に新しい道を用意しようと考えました。
いろいろ、考えます。
みなさん、ありがとう。
以上引用****************
最良の方策は、ここで冷たく切り捨てて、できれば引退させたい、本人達はそう思っていなくても、SDNはモラトリアムと化しているのではないか、だからそこから追い出して、大人の道を進ませる、平凡な日常へと追い立てる、理屈ではそうだと分かってる。けれども人情と世間体がそれを阻むという構図。
「全員に新しい道を用意」するというのは、確かに秋元康にならできるのかもしれない。けれども、それこそ誰もが忌避しているはずの権力者秋元康の姿そのものではないか。