AKB48の旅

AKB48の旅

石原真著「AKB48、被災地へ行く」

2015年10月26日 | AKB
AKB48Gによる被災地訪問の、これ以上ふさわしい人はいない石原真氏による、正に一次ソース記録。それだけでも貴重かつありがたいもの。その上内容的にも、ことさらに修辞を弄することもなく、淡々として平易な文章で綴られてる。

なかでもこれまであやふやな伝聞でしかなかった、被災地訪問の実務が明かされてて、いちおう決して興味本位ではないよと念を押しとくけど、とても興味深かった。「株式会社ニュース・プロモーション」と「株式会社オトムミュージック」の2社の名前は初出だろうか。少なくとも私は知らなかった。

すばらしいエピソードもいくつか紹介されてて、中でもグッズ車のエンジントラブルと地元警察官の機転の話とか、襲撃事件後の「ピンクのTシャツ」警備とか、そんなありがちのようでいて実はリアルな話とか、そして何より、「2012年以降、3月11日はAKB48グループのメンバーは全員仕事を入れていません」という記述には、言われてみれば当たり前のことなんだろうけど、目から鱗だった。

あとがきの「自分の人生において、何か誇れるものがあるとするなら、AKB48の被災地訪問のこれまでの52回すべてに同行したということもあるかもしれません」という石原氏の言葉には、深く頭を垂れるのみ。

宮脇咲良ぐぐたす10月23日23:34

2015年10月25日 | AKB
宮脇咲良ぐぐたす10月23日23:34引用(改行位置変更)
https://plus.google.com/102808008463301583196/posts/FiNr1Y7aoPX

こんばんは😊

四年前の今日、HKT48が西武ドームでお披露目をしました。

覚えてるなぁ、とっても鮮明に。
全力疾走でステージまで駆け抜けて、スカート、ひらりを歌って、一人一人自己紹介をしました。

バックステージで、さっしーとゆきりんさんと篠田さんに写真を撮ってもらえて…その時にゆきりんさんに、鹿児島の子だよね?って言ってもらえたこと。
飛び上がる程嬉しかったなぁ。

記者会見の時、前田敦子さんや大島優子さんを初めて生で見て。これがアイドルなんだって、衝撃を受けました。

正直、あの日からたった四年しか経っていないんだと思うとびっくりします。
あの頃は、前田敦子さんも居て、ましてや高みなさんが卒業するなんて思ってもいなかったな…。4年でこんなにも変わるんですね。

変わるといえば、私を取り巻く周りの環境も変わりました。
まさか四年後の今日、AKBの選抜としてお仕事をしているなんて…。
本当に凄い事だなぁ。

初めて出た大きなステージは、前田敦子さんが卒業発表をしたSSAのコンサートでした。バックステージで見ていた、選抜のキラキラした姿。

ああ、私はあの中に入って、可愛い衣装を着て、輝きたいってそう思いました。HKTの中では誰より早くあの場所に行きたい。ってその日誓いました。

ファンの皆さんのお陰で、私は今あの日夢見た場所にいる事ができます。私一人だったら辿り着けなかった場所。

過去の私に言いたい。
どんなに辛くても、苦しくても、諦めなければ辿り着ける場所があると。

そして、私は明日からHKT48としての5年目を踏み出します。
どんなに険しい道でも、私なりにファンの皆さんと一緒に進んでいこうと思います。

これからも、HKT48の応援よろしくお願いします。

ps.移動のバスにユラユラ揺られ、睡魔と戦いながら書いているので駄文です…( ; ; )ごめんなさい…( ; ; )

さくら咲け!


たぶん久々の、これぞ宮脇咲良節とも言うべきぐぐたす書き込み。優等生的と捉える向きもあるだろうけど、文章力は当然として、よくコントロールされた情感を巧みに盛り込んでる、そこはやはり高く評価したいなと。

たぶんだけど、宮脇さんとしては珍しいくらいに「本音」に近接した内容になってしまったからだろう。さすがに恥ずかしかったのかなと思わせる「駄文」の付け足しが、上から目線で申し訳ないけど、なんとも微笑ましい。

(AKB48 夢のエントリーシート)松岡菜摘(HKT48) 知りたいし、知ってほしい

2015年10月24日 | AKB
(AKB48 夢のエントリーシート)松岡菜摘(HKT48) 知りたいし、知ってほしい
http://www.asahi.com/articles/ASHBL6SZBHBLUCVL00S.html

人見知りですが、小さい頃から自分は芸能人になるとなぜか思い込んでいました。「入りたい」とか「なりたい」という夢ではなく「入る」と決まっているような感覚でした。簡単になれると思っていたのです。 高校卒業後に芸能界に入るつもりでしたが、中学3年生のときにHKT48のオーディションがあって、姉が冗談半分にすすめたので母に言わず、応募したら合格しました。

今回は、会員登録とかしなくても読める部分からの引用。

松岡さんの語ったこの感覚は、経験のある人にとってはたぶん自明なんだろうけど、そうではない人に説明するのがなかなか難しかったりする。特殊なデジャビュのようなものと言えば通じるだろうか。AKBメンバーで他に語ってる人を寡聞にして知らないんだけど、たぶん同様の経験をした方は少なくないんじゃないかと思う。

そこに何か意味を見いだそうとかそういう意図はないし、何かを主張するのでもないけれど、部分と全体が等価になる、つまりは無限とか、「無への跳躍」、つまりはある種の因果地平を超えるとか、そういった「超越」的なイベントを経ていることの、それは一表現というか、人として経験できる、その知覚の限界のようなものの現れなんじゃないかとも思ったりする。

ゼノンの逆理

2015年10月23日 | AKB
AKB48 7thアルバムのタイトル『0と1の間』について、秋元康プロデューサー語る
http://akb48.blog48.fc2.com/blog-entry-18871.html

秋元康「それは、AKBが0からスタートして、それでこう色んなことがあって、今度たかみなが卒業したり、色んなことがあるでしょ? で、そのタイトルをこれにしようっていうのをスタッフに送った時に、スタッフが「これは、あっ、わかりました」と。「0がAKBが誕生。で、1がゴールってことですね」って言うから「違うよ」と。

1がゴールかどうかもわからないと。もしかしたら10がゴールかもしれないし、100がゴールかもしれないし。そういう可能性を持ってる言葉だなと思ったんですよ。

つまり0からまず1に向かってるんだけど、でも1に着いたから、1まで行ったからそれがゴールとも限らないじゃん。でも確実に何か努力をしたり、何か頑張ると自分は0.1までしか行けないかもしれないけども、でももうちょっと行けるかもしれないとか、1に行くまでの葛藤があるじゃない、色んな。

だからみんな人それぞれに、みんなそれぞれの0と1がある。だから昨日よりも1に近づけようってみんなが思えるようなアルバムであり、AKBのメンバー、AKBグループのメンバー全員が「昨日よりは0から1にもうちょっと近づけたらいいな」と。でも1に仮に行けたとしても、1がゴールじゃないよと。そこからまた1.1から10に行くのかもしれないし」


深いことを語ってるようでいて、実はそうでもない。いつもの「秋元節」なんだけど、こっそり無限の概念、そして「枠組みの外」の視点が紛れ込んでるのが興味深いかな。一般論として、秋元氏のことがあんまり理解されていないように見えるのは、現代人がゼノンの逆理の枠組みに閉じこもる必要もないのに、案外そのあたりがちゃんと伝わってないからかも。




マジすか学園5 第11話

2015年10月22日 | AKB
マジすか学園5 第1話~第3話
http://blog.goo.ne.jp/ichthyophagi/e/e91f1eaf932d77dc6e74e78fef2282ae

そしてこのストーリー展開だと、落とし所は「忘却と許し」しかなくなるだろう。アメリカンなマッチョな世界観はあり得ないし、皆殺しという殺伐とした風景なんか誰も見たくない。

自己引用するしかないし、繰り返し述べるしかないけど「皆殺しという殺伐とした風景なんか誰も見たくない。」そんな、いわば「常識」をものの見事に逸脱してしまった。物語としては破綻してしまったと断言できてしまえるわけで、そこで言葉は尽きてしまう。

まあ見方によっては、究極の「予定調和を壊す」なのかも知れないけど、どうするんだ、これ・・・