<本日の一言>
7/5(日)は4ヶ月ぶりに兄弟子の首藤瞬七段(38)の定期指導碁会が行われます。
私としては永代塾囲碁サロン共同経営者としての初仕事ですね。
と言っても、特にやることも無いのですが・・・(笑)。
私も指導碁を打てますので、首藤七段の席が埋まっているときはぜひお声がけください!
皆様こんばんは。
本日は日本棋院ネット対局幽玄の間で中継された、名人戦予選の趙治勲名誉名人(64)-潘善琪八段(42)戦をご紹介します。
1図(実戦)
趙名誉名人の黒番です。
両三々から、さらに三々入り!
左上はともかくとして、両三々はかつて趙名誉名人がここぞという対局で繰り出した戦法でした。
私もずいぶん悪影響を受けて、三々ばかり打っていた時期もあったものです(笑)。
2図(実戦)
黒は左上、左辺、下辺でどんどん地を稼ぎました。
その代償に上辺に白模様ができたかと思いきや、即座に黒3と侵入!
相手に何も与えない趙治勲流ですね。
昨日の芝野名人の打ち方は少し似ているかと思いましたが、やはりこちらが本家ですね。
3図(実戦)
上辺黒の凌ぎを読みきり、さらに黒4と地を稼ぎました。
死なないと分かっていても、多くのプロは黒5と飛んで頭を出したくなるはずですが・・・。
趙名誉名人の「そんなぼんやりした手は打てるか!」という心の声が聞こえてくる気がします。
4図(実戦)
この碁形を一瞥しただけで、どちらが黒を持っているかは明らかですね。
結果は黒5目半勝ちでした。
☆各所で指導碁を行っています。皆様のお越しをお待ちしています。
日本棋院有楽町囲碁センター・・・JR有楽町駅前の交通会館9Fです。毎月1回、指導碁当番を担当しています。今後の担当日は7/17(金)、8/12(水)、8/26(水)、9/11(金)です。
永代塾囲碁サロン・・・武蔵小杉駅徒歩5分です。今後の活動拠点となります。
白石囲碁教室・・・2020年6月末に閉鎖しました。
上達の約束・・・上達の約束は、お客様の都合に合った会場を選べる回数制のレッスンを行っています。
☆「やさしく語る」シリーズ、好評発売中!
「やさしく語る 碁の本質」 「やさしく語る 布石の原則」 「やさしく語る 碁の大局観」 ・・・現在、「やさしく語る」シリーズを3冊出版しています。
※4作目「やさしく語る 棋譜並べ上達法」が、8月13日に発売されました!