皆様こんばんは。
本日は仲邑菫初段(11)と徐能旭九段(61)の三番勝負第1局をご紹介します。
徐九段は韓国の棋戦で13回の準優勝経験があるとか・・・。
新鋭時代の加藤正夫名誉王座もびっくりですね。
13回のうち、wikipediaで確認できただけでも曺薫鉉九段(67)に10回負けており、さらにその弟子の李昌鎬九段にも負けています。
曺薫鉉被害者の会が結成されるとすれば、会長はこの人しかいないでしょう。
1図(実戦)
徐九段の黒番です。
黒△とカケた場面ですが、多くのプロは白A、黒B、白Cという進行を考えるでしょう。
それが無難な進行であり、白×もまだ取り切られていません。
2図(実戦)
しかし、仲邑初段は白1、3の出切り!
こう打つと白×を弱くしてしまうのですが、犠牲を払ってでも黒×を攻めたかったのですね。
この思い切りの良さは若さゆえなのか、仲邑初段の持って生まれた感性によるものなのか、興味深いところです。
3図(実戦)
ただ、本図の進行は甘かったですね。
堂々としていますが、具体的に得たものがありません。
黒優勢になりました。
左上黒をもっと攻めるか、白×を救出する手立てを考えたかったと思います。
4図(実戦)
白1の切りから乱を求めますが、冷静に対処されて苦しい形勢が続きます。
結果は黒中押し勝ちでした。
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