<本日の一言>
相変わらず外の仕事がほとんど無い状況が続いています。
しかし、永代塾に週4日以上いますし、新たなビジネスの準備もしているのでなかなか忙しいですね。
コロナに負けず頑張りたいと思います。
皆様こんばんは。
本日は会津中央病院・女流立葵杯挑戦手合三番勝負第1局が行われました。
早速振り返っていきましょう。
なお、この対局はYoutubeの日本棋院囲碁チャンネルや日本棋院ネット対局幽玄の間(解説・安達利昌七段)にて中継されました。
1図(実戦)
藤沢里菜女流立葵杯(21)の黒番です。
ここまで互角の形勢でしたが、白1は緩着でした。
黒2の絶好点に回られて左辺黒模様が膨れ上がり、形勢も傾いています。
白1ではAの一手でしたね。
鈴木歩挑戦者(36)らしからぬミスだと思いますが、大勝負ならではのプレッシャーによるものでしょうか。
2図(実戦)
遅ればせながら、白は左辺に踏み込んでいきました。
そして白△とはきつい手です。
ここから乱戦に突入するかと思いましたが・・・。
3図(実戦)
黒3~7と、初級者のようにペタペタとくっつけていき、黒×と白×の振り替わりになりました。
右辺白が弱かったので、黒×を捨ててしまうのは勿体ないように感じますが、これで優勢とみたのでしょう。
かつての小林光一名誉棋聖のような、勝利一直線の打ち方ですね。
4図(実戦)
鈴木挑戦者も必死に逆転の手がかりを求めます。
しかし、藤沢女流立葵杯は全く隙を見せませんでした。
結果は黒8目半勝ちとなり、藤沢女流立葵杯の4連覇が決まりました。
本局は藤沢女流立葵杯が正確な読みと判断力でがっちり勝ちきりました。
鈴木挑戦者としては、序盤の出遅れが悔やまれる一局だったでしょうか。
☆各所で指導碁を行っています。皆様のお越しをお待ちしています。
日本棋院有楽町囲碁センター・・・JR有楽町駅前の交通会館9Fです。毎月1回、指導碁当番を担当しています。今後の担当日は8/12(水)、8/26(水)、9/11(金)です。
永代塾囲碁サロン・・・武蔵小杉駅徒歩5分です。今後の活動拠点となります。
白石囲碁教室・・・2020年6月末に閉鎖しました。
上達の約束・・・上達の約束は、お客様の都合に合った会場を選べる回数制のレッスンを行っています。
☆「やさしく語る」シリーズ、好評発売中!
「やさしく語る 碁の本質」 「やさしく語る 布石の原則」 「やさしく語る 碁の大局観」 ・・・現在、「やさしく語る」シリーズを3冊出版しています。
※4作目「やさしく語る 棋譜並べ上達法」が、8月13日に発売されました!