80才 お年頃

そろそろホテルに
１５分おきにシャトルバスが出る。１０分ほどで着く
ロビーに入ると正面に開放された海　
「わぁー」と声が出る


どちらの部屋も広々で海に面している
マリコさんと私。和子ちゃんと元ちゃん。
夕食は、懐石・フレンチ・鉄板焼き・それぞれにいろんなコースもあるけど
私たちは話すほうも忙しいので、ブッフェにした
席は予約制で混み合うことなく、海が一面に見えるいいレストラン。浴衣スリッパ禁止

ピリッとした雰囲気が日常忘れていい。　まずは生ビールで

料理は豊富で、好きなお鮨握ってくれる。大きなローストビーフ切ってソースかけてお皿を渡してくれる。
飲み物、フルーツ、デザート食べきれないけど、目移りする
最後に色とりどりのアイスクリーム・ジェラード
おなか一杯でも冷たくおいしい、コーヒ飲んでお部屋へ
話すより食べることに専念　　美味しかった！！

和子ちゃん「楽しい」とまたコロコロ笑う
元子ちゃんとマリコさんは、いつも1人だけど、「いいねぇ～」
和子ちゃんと私は「夕食作りなし、いいね」とにっこり！
もう８０才・あれこれ話したけど、故郷新潟にいる友達や、高校の時、陸上で活躍した人達
クラスの小町と言われた美人の人達、成績優秀で東大に入った人
その人達が今どうしているかはあえて話題にできなかった

８０才はそんなお年頃かも

4月に入ると

埼玉の友達Aさんから📞　
「自分は、外は、ショッピングカートを支えにしないと歩けなくなった。」
私と同じ要支援1で、週１ディのリハビリに行くけど、脚に筋肉がつかない
Aさんは６５才過ぎた頃から腰が曲がり　今はほぼ直角に
「それでさぁ～だんだん歩けなくなってきているのよ！みんなに会いたいし、また熱海行かない」だった。

「私も杖がないと遠出は不安だし、　会うなら早いほうがいいね」

まず、私が上京の日にち決めて、熱海のホテルの予約が取れたら、皆に連絡しようと話がまとまった
私も家族と出かけるときは、荷物を持ってとか・もう少しゆっくり歩いてとか、合わせてもらう。
自信もないけど皆さんと会いたい気持ちが強い

痛みは脚・腰・いつもある
ホテルの予約が取れて、日にちが決まり、皆さんから「いいよ」の返事をもらって
具体的な計画を立てることになった。

留守電聞いて！

留守電を再生したら、調布の友達
「予定を決めずに、仙台・岩手に出かけてきた
東仙台駅まで来たので、これからタクシーで家まで行ってみます！」
の伝言

タクシーなら１０分位、着信時間よりもう２時間近く過ぎている
なんで前もって連絡くれないのと、腹立たしいのと戸惑いと

携帯に電話してみた。
なかなか出ないので、切ろうと思ったら声がした

「息子と２人で、宿だけ決めて来てみた。お盆だから出かけているかと
思ったけど、近くまで来たので、家まで行ってみた
静かで、近くに大きい病院もあるし、家の前の道路も広いし
緑も多いし良い所ね」と言ってくれた
仙台は「緑が多く、地震の後と思うところもあるけど良い所ね」

「今どこにいる・仙台にいるなら会いにいくから」と言ったら

「これから小岩井に行き・岩手で１泊・明日は秋保の、ひなびた温泉に泊まる。
ちょっとでも仙台散策できてよかった。また友達５人グループ仙台で逢いたい」
と電話は終わった。

彼女は、２年ほど前、ご主人に血液の病気が見つかり、数ヵ月後に亡くなった
あまりに慌ただしかったので、気持が整理つかないと言っていたけど
できることはしたし看れたから、吹っ切れたと言っていた
気ままに出かけられるようになって良かった！