長岡育英センター・ブログ

遊びも勉強もおやつも2020年も!
育英なら毎日仲間と一緒、みんなと一緒!
育英が僕らの放課後の場所!

お泊り会一日目終了!

2005-07-16 00:33:43 | 川上のひとりごと日記
一日目のお泊まり会が終了しました。
二日目に突入していますが、現在みんなはお休み中です。

雨も心配されましたが、少しぽつぽつあたり始めた頃には、
花火大会も大詰めで、濡れることもなく体育館に入りました。

その後、体育館でお楽しみ会をして、各部屋に分かれ、
お休みです。

寝付けない人も少しばかりいたようですが、託善寺の
ご本堂で気持ちよく眠っています。


写真・詳細レポートは、明日以降アップします。
元気な顔で保護者の皆様のところに子ども達が帰り
ますので、ご期待ください。

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ガンバロウ長岡!!!
 ガンバロウ育英!!!
by 川上

今日明日来週の諸連絡!

2005-07-15 07:49:22 | 育英センター情報
いよいよ、本日、お泊まり会開催です。
曇り空ですが、午後から蒸し暑くなりそうです。

一泊二日のお泊まり会をばら組さんと共に
元気に楽しく過ごしたいと思います。

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明日は午前10時30分に育英センターで解散の
予定です。子ども達は疲れがピークになっている
と思われますので、出来るだけ早めのお迎えを
お願いします。

また、本日の音楽教室はお泊まり会のため休み。
次週22日の音楽教室も納涼会のために休みと
させて頂きます。ご了承ください。

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また、来週は、20日(水)には大島保育園で、
22日(金)は希望が丘保育園で「納涼会」が
行われます。

音楽教室の1年生のみんなによる「ルパンⅢ世
のテーマ」もほぼ完成!?に近づいています。

お子さんの応援、また2・3年生の皆さんも、
懐かしい保育園の行事に、お誘い合わせの上
おいでください。

なお、行事に伴い、両日のお迎えを午後5:30に
お願いいたします。

どうしてもその時間のお迎えが不可能な方は
ご相談ください。保育園でのお迎えとさせて
いただく場合があります。

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ガンバロウ長岡!!!
 ガンバロウ育英!!!
by 川上


いよいよ明日お泊まり会開催

2005-07-14 22:37:41 | 育英センター情報
いよいよ、明日お泊まり会開催です。

天気は曇りで、雨にはならないようですが、
天候が一番心配です。

晴れた空で星を見上げながら、キャンプ
ファイヤーや花火を楽しみたいところです。

明日は、みんなが下校後そのままお泊まり会に
突入します。ともかく、まずは元気に集まって
くれることを祈っています。

なお、緊急時の連絡先は、川上の携帯か
大島保育園までおかけください。

なお、大島保育園のパソコンからも、可能なら
お泊まり会の様子をレポートしたいと思います。

…園長先生の使うパソコンなので、あまり出来ない
かも知れませんが。

ダメなら携帯からアップします。

お楽しみに。

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ガンバロウ長岡!!!
 ガンバロウ育英!!!
by 川上

7.13水害から1年

2005-07-13 23:45:30 | 川上のひとりごと日記
7.13水害から1年。

あの日は、きょうのような、こんなにさわやかな
天気ではありませんでした。

朝から雨がどしゃ降りで、保育園の前の排水も
間に合わず、9時過ぎにすでにタイヤの中程まで
水がつくほどでした。

そして、テレビのニュースをつけると、見附や
中之島、三条であたりが、堤防が切れたりして
大変なことになっているという報道がありました。

その日の夕方の小学生のみんなのお迎えでも、
向陵高校周辺があちこち冠水していて、車で
向かったはいいけど、どちらに進むことも
出来なくなっていたりして、本当に生きた心地が
しませんでした。

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水害が発生したその週末に、川上は中之島に
ボランティアに行きました。

隣人の困っているのを、エアコンの効いた涼しい
部屋でテレビの画面を通して見ていることが
とてもできませんでした。

一人で出来ることには限界があるし、一人増えた
ところでちっとも変わりもないかも知れないけど、
じっとしていられないという気持ちでした。

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ニュースで繰り返し流れていたお寺の流された
跡や、ヘリコプターで救出された保育園の
すぐ近くでの泥かきの作業を手伝ってきました。

鼻を突くニオイや、太陽の照りつける暑さよりも、
平和な街が一瞬にしてめちゃめちゃに破壊されて
いることが最も哀しかった記憶があります。

ドロドロの道に出されている水没した家財道具や、
行き交う自衛隊の車輌や重機をよけながら、
スコップを持って歩いて進んでいきます。



すると、被災した住宅の2階からおばあさんが顔を
出して、行列を作って進むボランティアに手を振り、
手を合わせ、涙混じりで声をかけます。

「ありがとうね…。ありがとうね…。」
その声が、張りつめていた自分の気持ちを揺さぶり、
涙がこみ上げてきました。



初日は、役場の近くの古本屋さんの自宅を手伝う
ことになりました。自宅脇の倉庫には、商品の在庫が
ぎっしり詰まっていたのが、そこも1m以上の高さまで
泥をかぶり、古い歴史のある本やCDが、ドロドロになり
すべてゴミとなって捨てられました。


当時インターネットの掲示板に書き込んだコメントが
メモ帳に残っていて、それはこんな風に書いてありました。

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中之島へボランティアに行ってきました。

さて、中之島のみなさんは、個人のボランティアも、
大変温かく受け入れてくれました。
前スレに「個人のボランティアは迷惑になる」などと
いう書き込みもありましたが、実際は団体と個人が半々
くらいのようでした。

遠い島でおこったこと出来事ではないし、
地震と異なり、周辺はまったく被害のないところは
まったく何も問題無いので、物資はたくさんあると
いうのが第一の印象でした。

それに対して不足しているのは圧倒的に人の手です。
企業や大きな組織のあるところは他の部署から応援が来て
既にきれいに片付いているところもありましたが、
個人の家は家族・親戚・知人による自力で復旧作業するか、
高いお金を出して業者に頼むか、あるいはボランティアに
頼むしかありません。

自衛隊もたくさん来ていますが、手伝うのは特に災害の
ひどい家屋・地域のみです。

しかし、特に災害のひどいところでなくても、片づけには
恐ろしく手間がかかります。1階部分が50cm、60cmも
水没してしまったのです。というか、水没ではなく、
泥流・濁流が流れ込んでいるのです。機械が入り込むことの
できない普通の民家では、とにかく、一人でも多くの人の手で
かき出す、運び出すしか方法がありません。

被災者のみなさんはとても疲れていますので、お互いに
ムリせず、疲れないように作業しようという風に
言ってくれました。ムリのない程度に、自分のできることを
できる限りするというのが、ボランティアには大切なのでは
ないでしょうか。

越後人の底力を今、見せてやりましょう!!


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その家の主は、作業が終わってドロドロになった顔で、
ボランティアをしたぼくらの手を取り、笑顔で、
「ありがとう。この恩は一生忘れないよ。」
と言いました。

ですが、その彼は、つい先月亡くなりました。
とても残念です。

わたしも彼の笑顔は、一生忘れられません。

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上記のものも、写真は16年7月撮影。



道ばたの街路樹に、ボートがくくりつけたまま置いてある。
道には、ぬるぬるの泥が堆積している。


最初に手伝った家は、古本屋さんだった。
木の箱にぎっしり入った人間の知恵を、ゴミとして捨てた。
本を捨てるのは、川上にとって哀しい。


2回目のボランティアで手伝った家は、決壊地点の
お寺のすぐ近く。

電柱は傾き、建物は基礎から離れて流され、自衛隊が
バケツリレーで土嚢を運ぶ。


同じく決壊地点すぐ近くの神社も鳥居が崩れ、
ぐちゃぐちゃになっている。前の道路には
近隣の家から出た、あるいは流れてきた
瓦礫が山となっている。


泥かきの合間に話をしたその家の主は、
「このすぐ裏で人が一人死んでいるからね」
とぼそりと言った。


畳もはがし、床下に積もった泥をすくい出す。
家族の憩いの場は、ドロドロとなった。
窓も玄関もない。

ドラマではなく、これが現実だ。


流れてきたお寺の建物の太い梁が、濁流と共に
下流の家を押しつぶしていた。


決壊地点。

お寺の墓地と、建物がまるで見えない。

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悲惨な災害の犠牲者を出さないために、今年から
「避難準備情報」というものが「避難勧告」に
先だって発令されるということが制定されました。

先日の6.28の大雨での渋海川の増水に伴う北山地区への
「避難準備情報」は、奇しくもその史上初の発令となったと
いうことです。

幸いなことにこの準備情報は空振りになりましたが、
こんな空振りだったら大歓迎です。

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わたし達は、どんなに辛いことがあっても、いつかは
忘れてしまうものです。しかし、新たな犠牲者を今後
増やさないためにも、水害も、中越地震も、豪雪も、
これら災害の記憶は決して風化させることなく、
次の時に生かしていけるようにしたいと思います。

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ガンバロウ長岡!!!
 ガンバロウ育英!!!
by 川上

班長会議

2005-07-13 16:39:29 | 育英センター情報
ただいま、お泊まり会に向けて班長会議をしています。

ルパン好調!?

2005-07-13 08:14:35 | きょうの育英
1年生の「ルパン」の練習も大詰め。
昨日の育英センターでも、練習をしました。

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打楽器チームの人もかなり慣れてきて、スピードを
早くしたり、ゆっくりやったりしても、あのルパンの
グルーブ感を出せるようになってきた気がします。

大勢の皆さんの前で安心してお聴かせできる演奏に
なるには、まだまだです。上手に演奏することも
大切ですが、しかし、この1年生のチームは、
本当に音楽を楽しみながら演奏することを目標に
練習しています。

楽しみながらやって、最後にみんなの気持ちが
一つになって、それが結果的に良い音楽になると
いう感覚を味わって欲しいというのが、川上と
新保先生のねらいです。

もっと言い換えると、頭でやる音楽ではなくて、
体を使って、感覚を使って、全身で楽しむという
音楽です。

そういう音楽を目指しています。
技術は後からでも良いのではないかと思うのです。

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ガンバロウ長岡!!!
 ガンバロウ育英!!!
by 川上

お泊まり会まであと4日!

2005-07-11 23:09:52 | きょうの育英
7月10日は、納豆の日。ネバーギブアップ。

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さて、今週末に迫ってきた「お泊まり会」。

本日、遅くなりましたが、持ち物・日程等の書かれた
お便りをみなさんに配布しました。

お子さんと一緒にご確認頂き、荷物は子ども達が
自分自身でリュック等に準備するよう、ご協力ください。
忘れ物はないよう、チェックをして頂く際も、子ども達と
共にご確認をお願いします。

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きょうの育英。

1年生はお泊まり会はさておき、来週の納涼会のための
「ルパン三世'78のテーマ」の練習です。

楽器の準備が遅れたので、練習しないうちにお迎えと
なった人もいましたが、なんとヤマハV50を3台など
をはじめとして、ほぼすべてのパートの楽器をセンターに
用意して、保育園に行かなくても練習できる状態になりました。

かなりの楽器で壮観です。が、ちょっと賑やかすぎて、
うるさい感じ。当日は、うるさくならずに、楽しい演奏が
出来るように、あとわずかの残された期間ですが頑張ります。

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2、3年生はお泊まり会に向けた準備です。

3年生は部屋を暗くして「こわい話大会」で盛り上がって
いました。

いや、これも立派な準備です。夜の「怖い話」のオーディションに
向けた練習です。綾子先生による指導とダメ出しで、みんなが
怖くなるお話ができるでしょうか。

音読の力と表現の力などが試されます。

本当に「怖い」ってどんなことか、真剣に子ども達は考えて
くれるいいチャンスだと思います。子ども達にとって、
怖いって、一体どういうことなのか、一緒に研究をして
みたいです。


2年生は怖い話の時に「トドメ」としておどかすための、
オバケの衣装作りです。

土曜日にマジックで顔に落書きをしたみたいなのでもいいかと
思っていたのですが、楽しみながら、かわいいオバケを
作っていました。

これが夏の育英センター流の楽しみ方です。

とは言っても、……暗闇に隠れて「わーっ!」とおどかす
瞬間を待っているのも、実は結構怖いのですよね。

保育園のばら組のみんなと決定的に違うのは、センターの
みんなはおどかす側だということ。ぜひ、怖がらずに、
怖がらせてください。

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今回のお泊まり会、テーマと言うものは設定して
いませんが、「お泊まり会によせて」ということで、
川上から子ども達にメッセージを書きました。

例年、「ねらい」というかたちでお便りに書かれていた
ものを、子ども達によりわかりやすく、さらに思いを
込めて熱いメッセージにしました。

ちょっとクサイメッセージですけど、読んでください。

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お泊まり会で一番忘れてはいけないものって、何でしょう。
…パジャマ?…タオルケット?

教えてあげよう。一番忘れてはいけないもの、それは
「愛」と「勇気」と!?(笑)「リーダーシップ」、それに
「思いっきり楽しもうという気持ち」。

このお泊まり会が他のセンターの行事と最も違うのは、
保育園のばら組さんとチームを組んで一緒に過ごす
ということ。

ばら組さんと、同じ釜の飯を食べ、一つの火を囲み、
同じダンスや歌やゲームを楽しみ、怖い話に共に震え上がり、
一つ屋根の下に眠り、同じ朝日を浴びて、一つのラジオを
聴いて体操し、ウォークラリーではチームのみんなで
街や道路を冒険し、一つの問題を解決して、勝利に導く…。

センターのみんなには、リーダーとしての心構えを持ち、
みんなのチームワークを大切に、勇気を出して前に進んでほしい。

そして、楽しいとき、嬉しいときには、涙が出るほど笑い、
拍手し、楽しんでほしい。

ぼく達・わたし達は、ばら組さんのリーダーとして、
お兄さんお姉さんとしてどれだけ活躍できるのか、
大いに挑戦して、大いに試してほしいのです。

おっと、忘れちゃいけない。今回の会場は大島保育園ですが、
育英センターのみんなが泊まる場所は保育園隣のお寺
「託善寺」の本堂です。お寺での貴重な宿泊体験。
またとない機会をお見逃し無く。


---------17年度お泊まり会によせて 川 上 政 則


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ガンバロウ長岡!!!
 ガンバロウ育英!!!
by 川上

今週末いよいよお泊まり会

2005-07-11 07:32:05 | 育英センター情報
今週末、いよいよお泊まり会です。

金曜日に詳しいお便りを出すはずでしたが、間に合わず、
大変申し訳ありませんでした。

本日月曜日配布します。

楽しい企画でいっぱいのお泊まり会になる予定です。
みんなの力でさらに楽しいものにしたいと思います。

週末の天気予報も雲りで、なんとか雨にはならない
ようです。やったー!

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ガンバロウ長岡!!!
 ガンバロウ育英!!!
by 川上

命がけだよサーカスは!

2005-07-10 23:39:02 | 川上のひとりごと日記
雑談ですが、新潟市でやっているサーカスを見てきた。

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それは木下大サーカス

数年前にも新潟市に来た時に、川上は見に行ったことがある。
華麗なる独身時代だ。と言っても、一人で行ったのだが。

きょうはそれ以来で軽く8年から7年ぶりくらいだろうか。
「世界3大サーカスの一つ」だと、場内アナウンスのお姉さんが
言っていた。しかし、他の二つは一体どこなんだ!?

キグレとボリショイ?いや、NHKで年末にはもっと
派手なサーカスの番組をやってたりするが。

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サーカスというと綱渡りなどのアクロバティックな数々の演技と、
ライオンなどの猛獣ショー、空中ブランコなどが思い浮かぶ。
もう一つ、最近は安田大サーカス。これはちょっと違うか。

この木下大サーカスでもやはりこれらの技が次々と繰り広げ
られて、圧倒された。「すっげーなぁ…」「ふわーすごい」と
何度あっぽん口を開いたまま拍手をしていたことか。

しかし、今回最大の発見だったのは、華麗に軽々と繰り広げ
られているかのごとく思われていたこれらの芸や演技は、
実はぎりぎりの線で命がけで行われているということ。

文字通り、決死のチャレンジなのだ。

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綱渡りの女の人。文字通りの「綱渡り」なチャレンジを
していて、現に難しい技の時には1回転落した。
否、2回転落した。

綱の高さは地上2mほどかも知れないが、一歩間違えれば
これだって大怪我につなが。大怪我をすれば、サーカス人と
しての生命を絶たれかねない。

足や腹の筋肉はプルプルして、ぎりぎりのバランスを保って
いる。そして、顔の表情も完全にぎりぎり。バランスを
取るために持っている素敵な日傘の柄も折れそうなほど
力が入っている。

転落した時の表情が薄いピンクの傘の布越しに見えた。
「ふぅっ!」と口をとがらせて、明らかに自分に対して
苛立っている。こわい。

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華麗に動物を操る猛獣ショー。ライオンやトラなどの
肉食の猛獣が、鞭さばき一つでイヌやネコのように
後ろ足で立つ「ちんちん」のポーズ。すっかり調教師の
思い通りに動いている。

…と思っていたが、これも違った。

調教師達は男女二人の外国人だった。男の人はブルース・
ウィリスそっくりで、女の人は「フランスのなんとか地方」
で生まれ育ったと紹介されていた。それは女の人は
フランス人らしくきれいだし、「へーそうなんだ…」とは
思うが、このライオン達を前にした状況で、「何地方」とか
関係あるのか?と不思議に思う。

で、彼らが2本の鞭で動物を操るのだが、1本は長い杖。
ステッキと言ってもいい。もう一つは長いロープが先端に
ついた棒。いわゆる鞭だろうか。

ライオン達が「ちんちん」のようなポーズをするのは、
この2種類の鞭の内、長いロープがついた方を頭上で
グルグル回される時。

ネコ科の動物ゆえか?動くものは気になるらしく、それが
素早く頭の上を旋回しているために、イライラするから、
威嚇するためにおそらく「ガオーッ!なにすんじゃこらー!」
って勢いで立ち上がっているのだろう。

実際、ライオンはちんちんをしている時は、すべて
例外なく口を開き「ガオー!!ガー!!」などと、怒って
吠えていたようだった。

結果、さすがの百獣の王ライオンも、調教師の鞭の前では、
まったく牙をむくことなど出来ないのだった。

「ちんちん」やトラの頭を飛び越すジャンプなどをしたあとに
小さな銀色の踏み台の上に、そそくさと戻る百獣の王の姿は
どこかもの悲しいのだが、全体的にライオンは怒りっぱなしの
雰囲気だった。

これに対してトラは、「まぁ、俺たちはそんなに怒っちゃいないけど、
でも、隙があれば俺も食っちゃうかもね」的な静かな怒りを
沸々と漂わせているのだ。

調教師は、かつて川上が見に行った時は、ライオンと
真剣勝負をして戦っていたのを覚えている。色の白いはずの
外国人の調教師が顔を真っ赤にして、ステッキの方の鞭で
ライオンの口をガンガンこれで突っついて黙らせていた。
もはや華麗な動物さばきどころではなく、ライオン対
おじさんのショーだった。

すでに20代後半だった川上でも、
「あの人が食べられちゃったらどうするんだ?!」
「他にライオンを手なづけられる人いるんだろうな?!おい!」
と、かなり真剣に不安を感じたのを覚えている。

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一本の細長い板を二人の男が肩で支えて、その板の上で
女性がジャンプして2回転?宙返りなどをするアクロバット。

男達の肩に乗った板の上で女性が軽々とジャンプする様は、
まるでトランポリンの様だが、板の幅は15cmほど。
着地するにもいちいち平均台みたいな幅に飛び降りるのだ。

ついに大技の3回転?宙返りをした時に、細い方の男が
肩から板を落としてしまった。女性の着地の激しい衝撃に
絶えかねたのだろう。

女性は、一瞬顔をしかめ、細い方の男になにやら言って、
再びの挑戦。「ダメ出し」だったのか?

「今度は成功してくれよ。また気まずいところ見たくないし…」
という妙な一体感のような空気が会場全体を覆っていた。

すると、今度はみごとに大成功。

成功した時の表情は、これ以上ないというくらい輝いているのだ。

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なんてすごい商売だろう。常に自分の限界と背中合わせに仕事を
しているのだ。それも、限界を超えてしまったら、死や大怪我が
隣り合わせというとんでもない商売だ。

ちょっと身の軽い子はよく「サーカス入ればいい」とか、一輪車に
乗れるようになった子に「木下大サーカス入るか!?」などと
冗談で言っていたが、サーカスは冗談やなんかではとても出来ない。

アクロバットや空中ブランコの人達も、皆オリンピック選手の
ような見事な体型で、腕の力も筋力もきっと体操選手並か、
それ以上のものなのだろう。いや、オリンピック選手で
サーカスに転向する人もいると妻が言っていたが、本当に
そうなのだろうか。でも、なんでそんなの知ってるの?
いや、それはともかく。まぁ、そのくらいのレベルじゃないと
とてもではないが無理だろう。

そして、それくらいの人達をしても、尚かつ、筋肉プルプルで
ギリギリの線まで努力しないと人々の喝采を浴びることは
出来ないのが、サーカスなのだ。

点数もつかないし、メダルもないし、栄誉も与えられないが、
技と力の限界に挑戦し続けるというのがサーカスだと知った。


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そして、またもう一つ驚いたのは、見事に計算されて、
演出されたステージの構成。

子どものころから大好きだったピエロのショーというものが、
実は、場面転換・道具の出し入れのためのつなぎのショーだと
いうのは、つい最近知ったのだが、これも素晴らしい。

ステージそのものは暗転しておいて、大きな道具を入れ替えて、
作業が進む。その作業からお客さんの目をそらすように、
ピエロは客席で、通路で、楽しいショーを演じている。

当たり前だと思います?当たり前かも知れないけど、
待つっていうのは人間結構苦痛なもの。でも、その待つ時間を
そのまま楽しい時間に変えてしまっているのだから、逆転の
発想というか、逆転ではないか?ともかくうまいのだ。

この発想とテクニックは、どこかで使えるかもと、仕事がらみで
すぐ考えてしまった。

まぁ、無理か。

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思いがけずサーカスの賛美のような文になってしまったが、
もうちょっと面白く書くつもりだったのです。
要するに、意外とギリギリの線で頑張ってるのね!っていうこと。

サーカスっていうと、余裕の演技を忍者のようにやってるんじゃ
ないかって思われるけど、思いっきりそれは間違いで、どの演技も
ギリギリのチャレンジで行われているってこと。


リアルなもの、生なもの、一次的な情報に触れたことのない
子ども達にはもちろん、大人達にもおすすめです。

ビデオやテレビや、人の話や、映画や漫画ではない、
ことによれば息づかいや、汗・体温・振動さえも感じられる
近い距離で、生身の人間が、真剣勝負で体を張って、文字通り
「命がけ」の演技をする姿ってのも、一度は見てみても
損はないかと思います。サーカスで、命がけでなにかをする
人達の凄みを感じるのもいい社会勉強だと思ったのでした。

まだ見ていない人は、ぜひおすすめなので、行ってみて
ください。ただし、ひどく混雑するので、覚悟がいります。

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ガンバロウ長岡!!!
 ガンバロウ育英!!!
by 川上
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ひまわり救出作戦!

2005-07-09 23:18:50 | 畑日記
久しぶりにひまわりの話。

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ひまわりの茎が少しずつ伸びてますが、行事に
忙しがっているうちに、周りには雑草がいっぱいに。

そこで、川上は1年生達と草取りをして、ひまわりを
助けてあげることにしました。



ご覧の通りの、ボーボーぶり。

ひゃぁー。ひまわりは大丈夫か?!



草を抜いていったら、ようやくひまわりが姿を見せてきて、
ちょっと安心しました。

しかし、成長が遅く見えるのは、なぜか?

このところの曇りや雨のせいで、日があまり当たって
いないのか?

それとも、肥料が足りずに栄養失調なのか?

それとも、単に雑草に栄養を奪われているのか?



まぁ、楽しく気長に育てましょう。

ひまわりの黄色い大輪の花が咲くのを楽しみにして。

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ガンバロウ長岡!!!
 ガンバロウひまわり!!!
by 川上