いつものフィールドでは、このところ全くカワセミを見ることはなく、出撃中に出会えば声をかけてくださる地元の大先輩(おじいさん)も、会うたびに「最近は見ないね、どうしたのかね、水面が凍っている時間が長いから、他にコースを変えてしまったのなか」などと仰っていました。これまではここで話は終わっていたのですが、この日は違っていました。
貴重なカワセミ出没情報を仕入れて下さっていて、「○○川の○○のところは川幅も狭くなっているし、凍ることがないからよく見かけるよ、行ってみたら」と丁寧にポイントまでの道順を教えて下さったのです。それならと意気込んで乗り込んだ全く初めての場所です。時間は午後3時を少し回っていました。
大先輩の言葉に嘘はありませんでした。おっさんが河原に降り三脚を広げ、レンズを装着した段階で、すぐ近くの水面に写っている枝に何かの鳥影が。そうです鳴き声を立てずに飛来した久しぶりに見るカワセミです。
おっさんの商売?道具はといいますと、レンズは三脚にセットした状態ですが、レンズキャップは付けたままの状態、レンズとカメラは別々です。
もう駄目です。もはやこれまでです。で、その通りになってしまいました。以後、この日は姿を見せてくれませんでした。
敗因のその1は、初めてのポイントで止まり木も分からないのに、河原に降りてより近くで撮ろうとしたことにあります。道路からだと遠くになるものの警戒心を抱かせることはなかったはずです。そして敗因のその2は身を隠すブラインドの用意がなかったことですね。
傷心のおっさんの目の前には、この地味で警戒心の欠片もないイカルチドリ(?)が長い間ちょこちょこと餌をついばんでいました。Exif情報が日没まで頑張った証拠です。
明日からの休日には準備万端整え、再度挑戦したいと思っています。
もう一つの関心事は、正月2日に出かけた本埜村の白鳥です。このときは美しい編隊飛行を撮ろうと期待していたのですが、その機会を与えてくれることなく休耕田でじっとしているだけの白鳥でした。同村のHPによりますと、2月下旬ぐらいまでは居るそうですが、そろそろ出撃しておかないと後悔することにもなりかねないし・・・・。
久しぶりの長文記事となりました。