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「バス」から「鉄道」に変身、「世界初」DMVの運行開始へ…10年越しの構想実る 202112

2021-12-24 00:33:00 | 🚃 鉄道

「バス」から「鉄道」に変身、「世界初」DMVの運行開始へ…10年越しの構想実る
  読売新聞 onlain より 211224


 線路と道路を走れる「デュアル・モード・ビークル(DMV)」が徳島、高知県境の第3セクター・阿佐海岸鉄道で走り出す。運行開始は25日。本格的な営業運行は世界初とされ、人口減などで鉄道路線の維持が困難となる地方もある中、維持コストを抑えた存続策として注目される。(新谷諒真、松久高広)

⚫︎モードチェンジ

試乗会で地元住民らを乗せて走る「DMV」(10日、海陽町で)=新谷諒真撮影

 営業開始を前に行われた10日の試乗会。地元住民らを乗せ、下りの起点・阿波海南文化村から道路を走ってきたDMVは、阿波海南駅(徳島県海陽町)で車両の底に収納した金属製の車輪を下ろし、「バスモード」から「鉄道モード」にチェンジ。運転士がアクセルペダルを踏み込むと、線路の上を滑るように進み出した。

 試乗した阿南市の公務員の女性(59)は「鉄道より揺れが少なくて快適。DMVが話題になって、世界中の人が来てくれたら」と話した。

 車両(全長8メートル、幅2メートル)は、トヨタ自動車のマイクロバスを改造。鉄道用の車輪のほか、車両の位置を知らせるシステムや自動列車停止装置(ATS)に相当するブレーキも備える。

 主なルートは徳島、高知県境の約15キロ。うち10キロは線路だ。平日は上下26本、土日祝日は30本運行し、土日祝日の1往復のみ、高知・室戸岬まで約50キロを走る。

 阿佐海岸鉄道は1年前から鉄道の運行を取りやめ、DMVに合わせて2駅のホームを低くするなどの改修を進めていた。車両3台の導入も含め、費用は16億円。同社の井原豊喜専務は「やっとスタートラインに立てた」と笑顔を見せる。

⚫︎構想十余年
 同社がDMVの検討を始めたのは2009年頃。国鉄時代には徳島から室戸方面に路線を延ばす構想があったが、過疎化で利用者は減り続け、現実味は乏しかった。そんな中浮上したのが、JR北海道が02年から検討し、その後中断したDMVの導入だ。

 延伸区間は公道を走るため、新たに線路や踏切など鉄道に不可欠な基盤を整備する必要がなく、維持コストも低く抑えられる。

 一方、技術的には課題もあった。JR北海道では、鉄道に比べて車体が軽いため、線路に雪が積もると乗り上げて脱線する恐れが浮上した。今回の車両は、国の技術評価検討会が車輪を支える部品について、「長期耐久性は引き続き検証が必要」と指摘。本来なら4年に1度の検査を当面は毎年行う。

⚫︎定員大幅減
 地元では観光資源としても期待が高まる。

 阿佐海岸鉄道の年間利用者数は、沿線自治体などが出資する3セクとして開業した直後の1992年度の約18万人から、近年は5万人前後に低迷。1便あたり平均4、5人だ。DMV導入で年1万4000人の利用者増を見込み、地域への経済波及効果は約2億1400万円と試算。海陽町の三浦茂貴町長は「新型コロナの影響で観光業が落ち込んだ沿線が盛り上がるはず」と期待する。

 しかし、これまでの鉄道が定員約100人(1両)だったのに対し、DMVは約20人と大幅に少ない。当面、地元住民の利用を想定した5人分以外は予約制で、観光シーズンは乗車できない事態が想定される。鉄道部分の運賃もこれまでより4割ほど上がり、利用者の負担となりそうだ。

 利用客が増えれば、収支の赤字幅は2020年度の約9100万円から約5400万円に圧縮されるものの、黒字化する見通しは立たない。関係自治体が積み立てた基金からの 補填 ほてん は続く。
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コロッと死ねない人生100年時代 “ピンピンコロリ”で生き抜くために大切なこと 202112

2021-12-24 00:25:00 | 健康関連

コロッと死ねない人生100年時代 “ピンピンコロリ”で生き抜くために大切なこと
  アスクドクターズ編集部 より 211224


⚫︎あなたは「100年」を切実に考えていますか?
 人生100年と言っても長生きすることで、認知症や寝たきりにはなりたくない程度にしか考えていない人が多いのではないでしょうか。自分がまさかリアルに100歳まで生きるとは思っていないのです。 
 ところが、2020年厚生労働省の発表では、平均寿命は男性がおよそ82歳、女性が88歳。働き盛りの今の30代40代の男性では、明らかに90歳近くまで延びますから、限りなく100歳に近づいています。

 それでは平均寿命に達したとき、みなさんどうなっていると思いますか? 80歳を超えると急激に認知症になる頻度が増加し、およそ15%、4人に1人は認知症になっています。
 みなさんは自分が80歳を超えて生きていくことを実感できないと思いますが、多くの人が80歳では亡くなりません。そして認知症のリスクは平均寿命の長い女性ははるかに高く、2人に1人は認知症と付き合うことに。
 さらに95歳まで生きたとすると、自分自身が70%の割合で認知症になるのです。

⚫︎コロッと死にたくても現実はそう甘くない
 自分が認知症になることなど、みなさんまったくと言っていいほど考えていないでしょう。しかし、医療の発達した現代では、なかなかコロッと死ぬことはできず、先にも述べたように多くが認知症と付き合わなければならなくなります。

 下の図を見てください。縦軸が身体機能、横軸が生きる年数です。
ーAは理想とするピンピンコロリタイプ。急激に機能が低下してほどなく命を落とします。
ーBは心不全などを起こすタイプ。心筋梗塞を1回起こしても死ねないので、一段機能が下がる。そして、次に脳梗塞などを起こしてまた下がる。するとさらなる機能低下で骨折を起こすなどして寝たきりになり、長い間、誰かの世話を受けることに。これが多くの人に起こっていることです。
 そして、
ーCは認知症・老衰タイプ。機能は徐々に低下して認知症になり、最終的には老衰で死に至ります。認知症の間には、徘徊をしたり、家族の顔がわからなくなったりすることもあるのです。

⚫︎死に至る3つのタイプ



 みなさん圧倒的にAタイプをめざしていますよね。Aタイプになるためには、90歳になったとき、体と脳の認知度の両方が維持されていなければなりません。脳はしっかりしているのに体が先に機能低下して車椅子だったり寝たきりになったり、体はピンピンしているのに認知機能が低下し徘徊したり、これではめざすピンピンコロリとはいきません。

⚫︎健康寿命を延ばすために考え、行動する
 ここでひとつ、数字で実感できるデータを示します。平均寿命のほかに、“健康寿命”というものがあります。この健康寿命が平均寿命と≒(ニアリーイコール)の場合、前項のピンピンコロリにあたります。データとしては5年ほど前のものですが、平均寿命と健康寿命を比較したものが、下のグラフです。

 平均寿命と健康寿命の間に、男性ではおよそ9年、女性ではおよそ12年開いています。つまりこの期間は、心不全などを起こすタイプか、認知症・老衰タイプになっているということです。

 この期間を縮めるためにも、リアリティを持って真剣に健康を考え、マネジメントしなければいけないのです。健康マネジメントは50代、60代からでは遅いくらいです。「まだ早い」ということはありません。若いうちから真剣に考え、準備しておくことが大切なのです。


出典:厚生労働省ホームページ「平均寿命と健康寿命の推移」より
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