英国ホテルに魅せられて 英国住宅の建築家がお薦めする英国ホテル20軒/小尾光一/丸善出版/2020
イギリスの高級ホテルの建物としての由緒、オーナーの変遷について、上質な画像付きで読める良書。イメージ的には、かつてのファッションブランド、ローラアッシュレイのカタログのホテル版みたいな印象がある。特に、インテリアに凝る方にとっては、高級インテリア施工事例カタログみたいな出来栄えとなっており、家 . . . 本文を読む
イギリス四季暦 春・夏/出口保夫/東京書籍/1988
ご存じNHK英語会話講師、専攻が英文学、英国紅茶同好会会長だった著者が、雑誌「百万人の英語」に投稿したイギリス滞在・紀行文を一冊の本に纏めたもの。
紅茶のウンチク話は、同好会会長だけあってこだわりある書きぶりとなっている。ロンドン行きの航空便に乗りながら読むのがふさわしい一冊と思う。 . . . 本文を読む
地球の歩き方 aruco ロンドン 2020~2021/地球の歩き方編集室/学研プラス/2021
初めてロンドン旅行を計画している独身女性向けの旅行ガイドブック。内容が悪い訳ではないが、かわいらしい雰囲気が強調されているため、40歳以上の人には向かない。 . . . 本文を読む
歩いてまわる小さなロンドン/江國まゆ/大和書房/2010
タイトルとは異なり、リピーター向けの内容の本。それ以上でもそれ以下でもない。観光名所を一通り訪ね終わり、地図をみて自分で予定を立て、地下鉄などを乗り継ぎ旅行するワンクラス上の旅行者向けの本。郊外の意外な場所、カムデンタウン、ハムステッドなどの隠れた名店情報が載っている。 . . . 本文を読む
ピーターラビットと歩くイギリス湖水地方 ワーズワース&ラスキンを訪ねて/伝農浩子、辻丸純一/JTBパブリッシング/2005
本の表紙のイメージのとおり、ピーターラビットのお話と、お話に出てくる風景が実際にどんなイメージのものなのか、イラストと写真で対照するような構成に仕上がっている。ワーズワース、ジョン・ラスキン、ホテル、レストランの解説もある。全部体験するには、最低数日程度要する。 . . . 本文を読む
ハレ旅 ロンドン 湖水地方~コッツウオルズ/朝日新聞出版/2018
ロンドン旅行計画中の人にとって手頃な一冊。地図、写真、文章、デザイン等、バランスのとれた旅行ガイドとして仕上がっている。出版社は何かと偏向記事で話題となる朝日だが、この本は大丈夫そうだ。ミュシュラングリーンガイドと併用すれば、完璧と思う。
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英国で一番美しい風景 湖水地方/木谷朋子、辻丸純一/小学館/2003
一見写真集のようだが、写真点数が多く、文章の頁もしっかりあるお得な本。一見旅行案内本のように見えて、内容は濃い。小学館の「Shotor Travel」シリ-ズの中の傑作の一冊。 . . . 本文を読む
庭の美しいB&Bに泊まる旅/土井ゆう子、二宮英兒/NHK出版/1999
イングランド各地の庭の美しいB&B(予算ツインで1泊2万円以下)で泊まれるガイドブックである。特に、イングランド南西部のB&Bの写真が素晴らしい。庭だけでなく周辺部の風景も絵になるのである。
ただし、開花する期間が長くても二週間程度となる宿根草の特性を知っている方なら、この本の写真は、年中見れる風景では . . . 本文を読む
英国カントリーサイド紀行/門井昭夫/里文出版/1999
著者は百科事典、辞書分野の出版関係者。退職直後に大学講師となった後、英国旅行を企画、本書を発刊。本書は、装丁、紙質、写真、文章、どれも行き届いている。索引まである。久しぶりにきちんとした本に出会った。文章は、後々読むとして、写真の出来栄えが素晴らしい。200頁ちょっとの写真集で新刊書として4000円前後で発売されたが、古書としてもそれな . . . 本文を読む
英国運河の旅 ナローボートでゆっくり、のんびり田園めぐり/秋山岳志/彩流社/2001
昔の運河網が今も保存されているイギリスでの運河旅に関する旅行作法のウンチクが仔細に書かれた珍しい本。時間の感覚を忘れられそうな旅の世界である。日本にもかつては運河網はあった。江戸時代は年貢米輸送ルートが存在していた。開拓地の中には運河も併せて整備された地域もあるが今は往時の面影はない。一見すると、イギリス人 . . . 本文を読む