成功していた日本の原爆実験 隠蔽された核開発史/ロバート・ウイルコックス/矢野義昭/勉誠出版/2019
公開されたCIAの機密調査文書から、日本の核開発は失敗せず、戦後のソ連、中国、北朝鮮の核開発の基盤となったことを説明する衝撃の書。
1945年8月12日早朝、北朝鮮興南沖での海上爆発に成功しているとの情報がある。本書では海上爆発特有の雲の発生を日本人が証言したとの記述がある。
資源は北朝鮮で採掘したものを精錬、当時の興南はアジア最大の軍需工場であり、爆発数時間後、ソ連軍侵攻、科学技術者たちが拉致、拷問されたとされる。
信じるか信じないかは読み手判断次第となる。私は、書かれている内容から日本は核実験に成功していた可能性が高いと考える。
ただし、GHQ占領期間中、左翼思想に共鳴したためなのか日本人科学者は核実験の事実を語っていない。このため、更なる証言等の確保が必要な案件と思われる。
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