13年前の1997年に製作された「フェイク」を観ました・・。
原題は「DONNIE BRASCO」といいまして、マフィアに潜入捜査したFBIの特別捜査官の実話を映画化した作品でございます・・。
主演はジョニー・デップとアル・パチーノです・・。
映画のストーリーは次の通り・・。
FBI潜入捜査官であるジョー・ピストーネ(ジョニー・デップ)は、かねてから連邦捜査局よりマークされていたマフィアグループの一員であるベンジャミン・"レフティー"・ルッジェーロ(アル・パチーノ)との接触の機会をついに得る。宝飾品鑑定の腕をレフティーに見込まれた事をきっかけに、彼は“ドニー”と偽名を名乗り、レフティーはもとより、その取り巻きたるグループとも親密な関係を築き始める。彼らとマフィアの一員として活動をする中で、末端から組織の中核に至るまでの全容を解明しつつ、潜入捜査は淡々と成果を挙げていく。連邦捜査局のバックアップにより、ドニーは、擬似たる功績をグループ内で示し始める。そして、それまで自分のボスとしてきたレフティーを差し置いて存在感を放つようになり、身内のグループ抗争に勝利して新鋭の勢いを手にし始めた、グループのリーダーであるソニーブラック(演:マイケル・マドセン)にも、その手腕を見込まれるまでになってゆく。数々の行動を共にし、私情を持つまでの交友を築いてしまったレフティーに対し、ドニーは潜入捜査官という真実と一人のマフィアという偽りの狭間で苦悩するようになる。
映画も実話を元に再現されていて十分に楽しめたのですが、何が凄いかと言うと、実際に6年間もマフィアに潜入して、マフィアのボス達を大勢逮捕出来たそうですが、捜査が終了した後は当然、マフィアに狙われるワケですから、名前を変え、変装をして身を潜めながら現在も生存していて、各国警察の組織犯罪対策のコンサルタントをしているそうです・・。
147分の大作ですが、全く飽きさせないスリリングな展開と、アル・パチーノの名演、ジョニー・デップの無表情な演技が光るお勧めのマフィア映画でございます・・。