下記、記事はブログ管理者の愛和さんの許可をいただき
転載しています。
福島の現実を知ってほしいです
「福岡百子の声福島の現実」
桜前線と共に、皆様は春の訪れを感じ、桜の花を観ながら心幸せに和やかにお感じになられました事でしょうね。
桜の花、不思議なものですね。どうしてこんなに美しいのでしょう?
軟らかなピンク色、穏やかで物静か、どの花びらも自己主張することなくみんなが1つになって控え目に寄り添って支えあっている。
つぼみが膨らみ始めた時から満開になって、花弁がハラハラと散り始め、葉桜になってもなお、桜は私達の心を虜にしてしまう。
私も桜のような人間になりたいな、と桜を観ながら思いました。
さて、今日も[福島の今]をお伝えさせてくださいませ。
年号が[令和]になりつつ有る今、福島原発被災者の皆様の殆どが[最も過酷な現実の日々]
を迎え、過ごして、希望を失い、過酷な残酷な状況です。
日本の皆様はどれだけ福島原発被災者について知っておられますでしょうか?
関心を持っておられるでしょうか?新聞、テレビ、マスコミ界でも、国会でも取り上げなくなりました。
環境省では「20Msv迄除染したから安全なので解除宣言しました。安心して帰って自分達で開墾して街作りをしてください。
お金は自分達でやりくりしてください。田畑の開墾、豬駆除、家の建築代も自分達で工夫してください。
20km内はお金を出すが20km以上はお金を出しません。もう仮設は閉鎖です。壊します。住む家は自分達で探してください」
これが福島原発被災者の現状です。オバーではありません。現実です。
*[川内村](89才、女性、1人暮し)
「我が家は原発から30kmです。だから賠償金は何も無い。地震で家は傾いて2階の戸は開けられない。曲がった家は直しようもない。
1階も2階も太い木で持ち上げてつっかえ棒している。雨も漏っている。障子も滲みて、張り直しをした。
唐紙1枚5000円、屋根に上って直して貰った、大工に40万円払った。年金みな使って終った。今も傾いて雨漏りする家に住んでいる。
税金も払わなければならない。国民年金が私の全て。5万円弱で、光熱費、税金、病院代、残るお金は僅かです。これで生きて行かねばならない。
昔は毎日田畑を耕し、野菜を作り、山菜を食べてたので食費はかからなかった、しかし今は何でもお金がかかる。
災害があってから8年も仮設で暮らし農業から離れて動かなかったので体はすっかり弱ってしまった。
災害があって最初に避難したビックパレットでは何百人も重なって寝ていた。床はタイルだったので段ボール1枚の上に冬なのに毛布1枚。寒くて震えていた。
毛布1枚だもの。あの姿を、見せたかった。ホームレース以上だった。固いおむすび1個、固くて食べられず水ばかり飲んでいた。トイレは2階に2つしか無い。
避難所で死んだ人は何人もいた。今、壊れた家に1人で住むなら、最初から避難せず家に居た方が良かった。田畑も在るし、ゆったり寝れた。
避難生活で体も崩す事も無かった。今、川内村に帰ったけれど、ほぼ毎日人が亡くなっている。若い人も亡くなっている。家の建て替え?そんなお金など私には無い。」
上記は被災者の生の声です。
「国際法では放射線量を浴びて良い年間放射線量は1Msv迄でそれ以上は体に影響を及ぼすので立入り禁止区域にしなければならない。人は住んではならない。」と言われています。
しかし今の日本政府は国連の再三再四の警告を無視して、立入り禁止区域の帰還困難区域を年間20Msv迄下げさせ、
「安全だから帰って良い」と強引に解除宣言して福島被災者を放射線量の高い所に帰そうとしています。
しかも生活環境を整えているわけでもなく、酷い所はフレコンバック(各地から集めた汚染土を入れた袋)
の中から線量の低い土を被災者の農地に穴を掘って埋め、30㎝の土でそこに土盛りをして、「放射能には半減期があり年数経てば無くなるから安全だ」
と言って、被災者に[復興の町造り構想]と題して帰還することを盛んに勧めています。
フレコンバックが埋まって土盛りした所に野菜を作ったら、野菜の根は30㎝以上土深く伸びて被災者は放射能に汚染された野菜を食べる事になるでしょう。
被災者の健康に政府は責任を持たないのでしょうか?
知って知らぬふりするのが今の日本の政治家なのでしょうか?被災者は言います。
「政治家の皆さん。2週間ここに来て住んで生活してみてください。体験すれば解ります。
体験しないでどうして解るのですか?」「ここに住んでください。と言われたら、あなたは果たして住むでしょうか?
田畑が荒野、イノブタが多量発生、大きなスーパーも病院も無く不便で仲間も居ない寂しい所に。」
東北、雪国の福島人の特長は無口が多く、苦難には黙黙と耐え、自分の苦しみを他人に話す人は少ないです。
だからと言って善良で素朴な東北の福島の人を、非道な扱いを平気で政府は押し通すのでしょうか?
「これ以上福島の人を苦しめないでください。彼達はどんな悪いことをしましたか?むしろ関東の人達の為に土地を東電に提供してくれた恩人でしょう?
恩人を何故救わないのですか?使い捨てですか?観て観ぬふり、知って知らぬふり」あまりにも悲しすぎる日本です。
SNS.2019年4月1日の[公明党のニュース]から引用させていただきます。
[大熊町解除地区、大川原地区と、30平方km分、町の総面積約79平方kmの38%、
住民登録は 計 140世帯 ( 374人)と 町全体(10367人)の 3.6%(2月末現在)。
もともと町の中心部は帰還困難区域、しかし大川原地区を「復興拠点」と位置づけ、゛ゼロから出発〟を期す。
今すでに町役場の新庁舎が完成し、3月14日に開庁式 を行う予定。 災害公営住宅の整備も進み6月~第1期分50戸への入居も始まる。
3月31日には 常磐自動車道の大熊インターチェンジも開通し、 これに合わせて国道6号や大川原町地区につながる
県道、町道の 通行規制も除染された 。一部解除はゴールではなくスタートである。」
被災地を訪問した人の言葉です。
「今でも常磐道の双葉町、大熊町を通る時、放射線量の測定機がピーピー鳴るので体は硬直します。矢張り怖いですね」
「2年後にオリンピックの聖火は福島から出発するのですよ。大丈夫でしょうか?」
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