【ありがとうを忘れずに】
あなたが感謝のカードを最近受け取ったのはいつですか。送ったのはいつでしょうか。
電子機器が普及した今の時代,感謝の気持ちを手書きのメッセージで伝える習慣は,過去のものになりつつあります。
それでも,「ありがとう」と書いて送るなら,受けた親切に感謝していることを特別なかたちで伝えることができます。
次の勧めを参考にしてみてください。
1. 手書きにすれば温かみを出せる。
2. まず相手の名前を書く。
3. プレゼントをいただいたならそれに触れ,どう使うつもりかを伝える。
4. 結びの部分で,感謝をもう一度伝える。
感謝のカードを送るなら,とても喜ばれます。
今度もてなしを受けたり,親切にしてもらったり,プレゼントを受け取ったりした時には,相手の心遣いに感謝していることを示しましょう。
「ありがとう」を忘れずに伝えてください。
ポイント
● お金を贈られたなら,それとなくそのことに触れる。例えば,幾ら受け取ったかを伝えるよりも,「お気遣いに感謝します。……のために使わせていただきます」などと述べるほうがよい。
● 内容はプレゼントについて,またそれに感謝しているということに絞る。夏の休暇のことや,今どんな病気で通院しているかといった事柄を詳しく書く必要はない。
● 受け取ったプレゼントについて文句を述べない。例えば,「トースターをありがとうございました。でも,うちのキッチンには合いませんでした」と書くのは失礼になる。
聖書も,感謝の気持ちの大切さを教えています。
『「そして,エルサレムに進んで行かれる途中,イエスはサマリアとガリラヤの真ん中を通っておられた。
そして,ある村に入って行かれる際に,十人のらい病の人が彼に出会ったが,彼らは遠く離れたところで立ち上がり,
声を上げてこう言った。「イエスよ,先生,わたしたちに憐れみをおかけください!」
それで,彼らを見かけた時,イエスはこう言われた。「行って,自分を祭司たちに見せなさい」。すると,出かけて行く途中で,彼らは清められたのである。
そのうちの一人は,自分がいやされたのを見て,大声で神の栄光をたたえながら戻って来た。そして,イエスの足もとにうつ伏して感謝した。しかも,それはサマリア人であった。
イエスは答えて言われた,「十人が清められたのではありませんでしたか。では,ほかの九人はどこにいるのですか。
神に栄光を帰するために戻って来たのは,この他国の人のほかにはだれもいなかったのですか」。
そして,その人にこう言われた。「立って,出かけて行きなさい。あなたの信仰があなたをよくならせたのです」』。
(ルカ 17:11~19)
神に「絶えず祈りなさい」という勧めを与えた後,「すべての事に感謝しなさい」とも述べているのです。
「絶えず祈りなさい。すべての事について,感謝しなさい。これが、キリスト・イエスにあって神があなたがたに望んでおられることです」。
(テサロニケ第一 5:17,18)