絵本作家・安野光雅は、惜しくも2020年に亡くなられたが、
細い描線の繊細な描写や淡い色彩が美しく、
様式的な作風が魅力的な画家だ。
絵本は買ったことがないものの、いつもその絵を見るたび、
とてもきれいで、好みだったので惹かれていた。
その安野光雅の追悼展が開かれていて、行きたいなと思っていた所、
招待券をもらったのでラッキーだった。
美術館「えき」KYOTO
https://kyoto.wjr-isetan.co.jp/museum/
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https://kyoto.wjr-isetan.co.jp/museum/exhibition_2203.html
安野光雅 追悼展
安野先生のふしぎな学校
安野光雅美術館コレクション
2022.2.25 金-3.27 日
美術館「えき」KYOTOはJR京都駅の横のジェイアール伊勢丹の7階にある。
デパートの中にある小さな美術館で、
デパートだから月曜日もあいている。
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今回の展覧会は安野光雅の出身地の津和野にある、
「安野光雅美術館」からのコレクションを集めてあった。
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安野光雅は小学校の教員だったことがあるそうで、
今回の展覧会は「ふしぎな学校」と題して、
展示室の各部屋に「えいご」「りか」「しゃかい」「さんすう」
という風に、小学校で習う勉強に倣って、絵本の原画が展示されていた。
しゃれた展示方法だ。
原画はどれも思ったよりわりと小さく、
小さな画面に細かい人物や、動物などがとても細かく描かれている。
繊細で細かく、装飾的でもある。
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数をかぞえよう、という絵本では、1から12までの絵が展示されていて、
はじめの絵には、
木が1本、家が1軒、人物が一人、動物も一匹という風に描かれている絵が、
次の絵になるとそれらがどれも一つずつ増えていく。
1から始まって、12の絵にはとうとう木が12本、家は12軒描かれている。
絵の中に描かれているものが、一つずつ増えていくのに、
破綻なく収まっているのに感心した。
こういう遊び心が随所に安野さんの絵本にある。
しかも絵はとても端正できれいだ。
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ある部屋では切り絵が展示されていて、
それも安野光雅が切り抜いて作ったものだろう。
とても細かい作業で、繊細で、
画風と同じように、細かい作業が得意なのだろうと思った。
「しゃかい」の部屋の欧州の風景は、美しく端正に描かれている。
故郷の津和野の水彩で描かれた風景は、淡い色彩で、優しさに溢れていた。
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展示方法は、絵本らしく、子供に優しくものを教える形のものだったが、
安野光雅の絵本の世界を堪能できる展覧会だった。
海外で出版されたANNOの絵本が展示されていたが、
欧州旅行をして影響され、得たものが多かったようだから、
安野光雅の絵世界が日本だけでなく、
世界で求められ、通用するわけもよく分かった。
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細い描線の繊細な描写や淡い色彩が美しく、
様式的な作風が魅力的な画家だ。
絵本は買ったことがないものの、いつもその絵を見るたび、
とてもきれいで、好みだったので惹かれていた。
その安野光雅の追悼展が開かれていて、行きたいなと思っていた所、
招待券をもらったのでラッキーだった。
美術館「えき」KYOTO
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安野光雅 追悼展
安野先生のふしぎな学校
安野光雅美術館コレクション
2022.2.25 金-3.27 日
美術館「えき」KYOTOはJR京都駅の横のジェイアール伊勢丹の7階にある。
デパートの中にある小さな美術館で、
デパートだから月曜日もあいている。
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今回の展覧会は安野光雅の出身地の津和野にある、
「安野光雅美術館」からのコレクションを集めてあった。
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安野光雅は小学校の教員だったことがあるそうで、
今回の展覧会は「ふしぎな学校」と題して、
展示室の各部屋に「えいご」「りか」「しゃかい」「さんすう」
という風に、小学校で習う勉強に倣って、絵本の原画が展示されていた。
しゃれた展示方法だ。
原画はどれも思ったよりわりと小さく、
小さな画面に細かい人物や、動物などがとても細かく描かれている。
繊細で細かく、装飾的でもある。
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数をかぞえよう、という絵本では、1から12までの絵が展示されていて、
はじめの絵には、
木が1本、家が1軒、人物が一人、動物も一匹という風に描かれている絵が、
次の絵になるとそれらがどれも一つずつ増えていく。
1から始まって、12の絵にはとうとう木が12本、家は12軒描かれている。
絵の中に描かれているものが、一つずつ増えていくのに、
破綻なく収まっているのに感心した。
こういう遊び心が随所に安野さんの絵本にある。
しかも絵はとても端正できれいだ。
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ある部屋では切り絵が展示されていて、
それも安野光雅が切り抜いて作ったものだろう。
とても細かい作業で、繊細で、
画風と同じように、細かい作業が得意なのだろうと思った。
「しゃかい」の部屋の欧州の風景は、美しく端正に描かれている。
故郷の津和野の水彩で描かれた風景は、淡い色彩で、優しさに溢れていた。
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展示方法は、絵本らしく、子供に優しくものを教える形のものだったが、
安野光雅の絵本の世界を堪能できる展覧会だった。
海外で出版されたANNOの絵本が展示されていたが、
欧州旅行をして影響され、得たものが多かったようだから、
安野光雅の絵世界が日本だけでなく、
世界で求められ、通用するわけもよく分かった。
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