人生には、三つの縁があり…

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こんにちは、止々呂美（とどろみ）日記です。

昨日は朝から雨、そして寒い。
余野川も寒々とし…

昔は、こんな寒い時期にこそ、川の石を大きなハンマーでたたき、
石の下に隠れている川魚を脳しんとうさせ、浮かんだ魚を網ですくい上げる。
そんな風景もあったな～などと思いだし…。

お正月用の買い物に妻と出かければ、魚が高くなっている。
キズシ用の鯖が、小さいのに７００円にもなり…。

テレビでは、帰省時の空や鉄道や道路の混雑予想が流れ、
否応なく年の瀬が迫っている雰囲気になる。

しかし、帰るアテのない人も多いだろうし…
リーマンショックがあった年の年末は、
炊き出しの映像が頻繁にテレビで流されていたなあ～

そんなことを思い出していたら…
先日、無縁社会やワーキングプアーという言葉を一躍世に広めた、NHKプロデュサーの
板垣淑子のお話を思い出し…。

死ぬ間際、最後に一緒にいたい人、○ができたのは2割未満…

以前に書いたエンディングノート、そのノートに死ぬ間際に一緒にいたい人に
○をつける欄があり…
家族や友人や親戚などから選ぶらしいが、○をつけられた人は、2割未満という。

板垣淑子さんの話を聞いていて、やっぱり最後は一人、孤立したり、
孤独になったり…
人生というのはそんなものかと、改めて思ったり…

人生には、三つの縁があり…
一つは、血縁、二つは地縁、三つ目は社縁らしい。

中でも、社縁で人はつながっていることが多い。
しかし、退職すれば、人とのつながりが仕事を介してのものであり、
付き合いの多くは、組織を通じてのものであり…

その縁が切れると、たちまち人とのつながりがなくなる。
何らかのつながりが退職後も続くのは、
数え切れないほど受け取った名刺の中の一握り。
段ボール箱一杯にためた名刺も、会社との縁が切れれば、もはやそれまで

血縁は、人とのつながりの出発点も、核家族化が進み…
最後は一人になる、今の社会では当たり前のようになり…
人は、これが現実と認識して生きていかなければならない。

65歳以上の一人暮らしが、何と全国で５００万人を超えるとか…
500万にといえば、福岡県の人口に匹敵する。
それだけの人が一人暮らしとは…

２０年後、３０年後を考えた時、恐ろしい超高齢化社会がやってくる。
日本の社会保障費を考えた時、高齢者も少しは我慢しないと…
ただただ大事なことは、子育てや少子化対策ではないでしょうか。

くれぐれも若い時から、生涯未婚など決意されませんように…。

我が家の愛猫　チビちゃんは、ストーブの前で
私の話に頷くのでありますが…


年末、暗いお話＆余計な説教じみた私見、ご容赦を。
それではまた…。

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