感じるままに・・大人の独り言

日頃感じる事や、国内外の行く先々の美味しいグルメや観光スポットを独自の目線と本音で発信して行きたいです。

「光悦寺」〜境内に茶室が7つもある鷹峯三山と楓の木々を借景する庭園が見事なお寺🌿

2018-08-07 22:14:00 | オススメの神社仏閣
7月15日の日曜日、主人と源光庵を拝観した後、私達は直ぐ近くにある光悦寺に向かった👣
こちら↓


光悦寺と言えば、この入り口を入ってすぐのこちらの参道の写真が有名である🌿


この光景をネットで観て以来、又、私の知り合いの京都出身の講師の先生がオススメのお寺と言う事で、「源光庵」同様以前から来てみたかったお寺の一つだったのだ(*^。^*)
この写真は、お気に入りの写真の一枚↓


光悦寺は、元和元年(1615年)に本阿弥光悦が徳川家康から鷹峯の地を与えられ、工芸職人を連れて芸術村を築いたのが始まり。

光悦の死後、明暦年間(1655~1658年)に日蓮宗の日磁(にちじ)を開山として寺となった。
山門がこちら↓


青紅葉の中の茅葺き屋根の鐘楼も風情があって素敵だった🌿


受付で拝観料を払って御朱印をお願いした後、私達は境内の庭園の拝観コースに沿って歩いて行った。


光悦寺は、鷹峯(たかがみね)三山と楓の木々を借景とする回遊式の庭園が見事なお寺なので、建物自体は公開されておらず、この日は猛暑と言う事もあったとは思うが、誰もおらず貸し切り状態だった(^^;
本堂がこちら↓


拝観コースに沿って小路を歩いて行く。両側には青紅葉&楓が陽の光を浴びて眩しいくらいだった🌿




境内には大虚庵、三巴亭、了寂軒、徳友庵、本阿弥庵、騎牛庵、自得庵の7つの茶室が散在し、庫裏に接して妙秀庵がある。これらはいずれも大正時代以降の建物である。






茶室・三巴亭がこちら↓


小路を進んで行く。




茶室・大虚庵がこちら↓
この写真に写っている、大虚庵前に組まれた垣根が「光悦垣」と呼ばれているらしい。

竹を菱型に組み合わせてあり、端に行くほど高さが低くなっているのが特徴との事。


大虚庵を囲む様に作られている。


大虚庵の前には、こんな休憩場所も↓


次に見えて来たのが、茶室・了寂軒↓


そして、一番奥にあるのが、茶室・妙秀庵↓


ここからは、なんと鷹峯三山の絶景が見えるのだ(*^ー^)ノ♪


こんな感じで休憩しながら、絶景も楽しめる↓


鷹峯は、京都市北区にある小高い丘陵地で、西の方には、鷹峯三山(鷹ヶ峰、鷲ヶ峰、天ヶ峰)が雄大にそびえている。




山の向こうには京都市内の光景も見る事が出来る↓


鷹峯は、京都でも指折りの紅葉の名所で、秋になると鷹峯三山は赤色や黄色に色付き、また、光悦寺、源光庵、常照寺の境内は、カエデが鮮やかに紅葉する為、たくさんの観光客でに賑わうんだそう。

なので源光庵も光悦寺も、青紅葉の季節よりはむしろ紅葉の時期に人気があるらしい🍁

茶室・本阿弥庵がこちら↓


本阿弥の茶室の近くにある休憩所↓
気候の良い時なら、ボーッとしながら座っているのも気持ちが良いだろうなぁ✨




光悦寺の創設者である本阿弥光悦のお墓も境内の中にあった↓


本阿弥光悦(1558~1637年)は、刀剣鑑定、書、蒔絵、陶芸などの才能を持ち、松花堂昭乗(しょうかどうしょうじょう)、近衛信尹(このえのぶただ)とともに寛永の三筆と称された人物との事。

この地に本阿弥の一族や様々な工芸の職人らが移り住み、芸術の集落となったそうだ。

本阿弥死後にお寺となった光悦寺は、京都市より歴史的風土特別保存地区に選ばれている。


鷹峯三山の自然と一体化した形で静かに佇んでいる光悦寺。
境内の中に茶室が7つもあるなんて、侘びさびとは言え、なんて贅沢なのだろう。

猛暑の中の拝観だったけど、青紅葉と楓の中を散策し、鷹峯三山を眺める事で、マイナスイオンのパワーを浴びて何だか身体中の細胞がリフレッシュ出来た気がした🌿

今回は、常照寺には拝観出来なかったので、次回は紅葉の時期に是非とも三つのお寺を拝観したいと思っている。
御朱印ゲット👍


(光悦寺の所在地)
〒603-8466
京都市北区鷹峯光悦町29(地図)

(光悦寺への行き方)
市バス「鷹峯源光庵前」から徒歩約3分

※拝観料300円が必要。紅葉時は400円。