一昨日、ぴったんこカン★カンで、先日75歳で亡くなられた樹木希林さんを忍ぶ特集が放映された。
昔から、彼女の独特の感性や言動が大好きで、樹木希林が出演する番組は欠かさず観ていたが、何回観ても面白い上に刺激的な唯一無二の存在だと改めて感じてしまった。
なので、もう彼女の発言が聞けないと思うと本当に残念で仕方ない(>_<)
写真は今朝の空の様子。秋の気配が感じられる↓
色んな人が口にしていたが、樹木希林のスゴいところは、どんな事、例えば破天荒な夫の存在や片目の失明、ガンを患った事など普通の人なら受け留め切れない事さえも、しっかりと自分の中に受け入れ、日常の糧にして生きて来られたところだと思う。
今年の春に骨に転移し、もう余命幾ばくかと言う状態になった時でさえ本人は、自分の置かれている状況を面白可笑しく楽しんでいた様な声が聞こえて来ている。
ホント、スゴい人だよねぇ。
特に、長年別居生活をしながらも離婚しないで連れ添った内田裕也氏についてはこんな風に話している↓
" 私は「なんで夫と別れないの」とよく聞かれますが、私にとってはありがたい存在です。ありがたいというのは漢字で書くと「有難い」、難が有る、と書きます。人がなぜ生まれたかと言えば、いろんな難を受けながら成熟していくためなんじゃないでしょうか。"と。
全く持って、「恐れ入りました」としか言い様がない。
新婚時代、一緒に暮らしていた頃は、暴力を受け、別居したらしたで浮気され、その上勝手に離婚届まで出され、、、
2011年には、70歳を越えているのに交際相手の住居に押し入り、復縁を迫った挙げ句に逮捕までされてしまっている( ̄▽ ̄;)
それでも彼女は、淡々と事実を受け留め、内田氏を悪く言う訳でもなく、別れずに妻であり続けた。
世間に「なんで別れないの?」と言われても、内田氏の事を「純粋で心が綺麗な人」と言い、彼のエピソードを面白可笑しく打ち明けていたのが印象に残っている。
もし私だったら、それが例え自分の血を分けた親や子供だとしても、内田氏の様な事をしでかされたら、あんな風に笑って構えていられるだろうか、と、真剣に思ってしまう。
樹木希林は、「そういう難の多い人生を卑屈になるのではなく受けとめ方を変える。自分にとって具体的に不本意なことをしてくる存在を師として先生として受けとめる。受けとめ方を変えることで、すばらしいものに見えてくるんじゃないでしょうか。」とも言っている。
彼女が、そんな風に悟りの様に思えるきっかけとなった事として尋ねられたインタビューでは、「やっぱりがんになったのは大きかった気がします。ただ、この年になると、がんだけじゃなくていろんな病気にかかりますし、不自由になります。
腰が重くなって、目がかすんで針に糸も通らなくなっていく。
でもね、それでいいの。こうやって人間は自分の不自由さに仕えて成熟していくんです。
若くても不自由なことはたくさんあると思います。
それは自分のことだけではなく、他人だったり、ときにはわが子だったりもします。でも、その不自由さを何とかしようとするんじゃなくて、不自由なまま、おもしろがっていく。それが大事なんじゃないかと思うんです。
自分が成熟するための存在なんだと受け取り方を変えるのがいいのではないでしょうか。」と答えている。
私は、このインタビュー記事を読み、改めて彼女の偉大さや人生哲学に触れ、自分もそうでありたいと心から思った。
又、ぴったんこカン★カンでは、樹木希林の自宅を放映していて、インテリアや内装だけでなく、庭や整然と片付けられて余分な物が置かれていないお部屋の様子は、クラシカルで重厚で、彼女の趣味の良さ、美意識や日常生活の質の高さを物語っていると感心し、感銘さえ受けてしまったものだ。
樹木希林は、女性としても人間としても懐の深い素晴らしい、本当にこれから生きて行く中でお手本にして行きたいと思える、人生に置ける名女優だったと思う。
あの内田裕也氏が、彼女に向けて贈ったコメントが、何よりも彼女のスゴさを物語っている。こちら↓
「最期は穏やかで綺麗な顔でした。啓子 今までありがとう。人を助け 人のために祈り 人に尽くしてきたので 天国に召されると思う。おつかれ様。安らかに眠ってください。見事な女性でした」
最高で究極の褒め言葉ではないだろうか。
ロックンロールに生き、破天荒で樹木希林から逃げる様に浮気を繰り返していた、あの内田裕也にこんな台詞を言わせるなんて。
私も彼女を見習って、何かと腹が立つ同僚にイライラしたり、破天荒な息子の言動に振り回され、悲観して過ごすのはもう止めよう。
逃げないで、これも私を成長させてくれる「有難い存在」だと思い、客観的に面白がって楽しめる様にして行こう。
ファッションも自分で工夫して着こなしていて、圧倒的な存在感をオーラでも放っていた樹木希林さん。
今日のお一人様デーは、オウチの中を整理しようかな。樹木さんの様にもう余分な物もなるべく置かずに、快適で自分らしく、不自由であっても面白がって楽しんで過ごせる様にしないとね🎵
昔から、彼女の独特の感性や言動が大好きで、樹木希林が出演する番組は欠かさず観ていたが、何回観ても面白い上に刺激的な唯一無二の存在だと改めて感じてしまった。
なので、もう彼女の発言が聞けないと思うと本当に残念で仕方ない(>_<)
写真は今朝の空の様子。秋の気配が感じられる↓
色んな人が口にしていたが、樹木希林のスゴいところは、どんな事、例えば破天荒な夫の存在や片目の失明、ガンを患った事など普通の人なら受け留め切れない事さえも、しっかりと自分の中に受け入れ、日常の糧にして生きて来られたところだと思う。
今年の春に骨に転移し、もう余命幾ばくかと言う状態になった時でさえ本人は、自分の置かれている状況を面白可笑しく楽しんでいた様な声が聞こえて来ている。
ホント、スゴい人だよねぇ。
特に、長年別居生活をしながらも離婚しないで連れ添った内田裕也氏についてはこんな風に話している↓
" 私は「なんで夫と別れないの」とよく聞かれますが、私にとってはありがたい存在です。ありがたいというのは漢字で書くと「有難い」、難が有る、と書きます。人がなぜ生まれたかと言えば、いろんな難を受けながら成熟していくためなんじゃないでしょうか。"と。
全く持って、「恐れ入りました」としか言い様がない。
新婚時代、一緒に暮らしていた頃は、暴力を受け、別居したらしたで浮気され、その上勝手に離婚届まで出され、、、
2011年には、70歳を越えているのに交際相手の住居に押し入り、復縁を迫った挙げ句に逮捕までされてしまっている( ̄▽ ̄;)
それでも彼女は、淡々と事実を受け留め、内田氏を悪く言う訳でもなく、別れずに妻であり続けた。
世間に「なんで別れないの?」と言われても、内田氏の事を「純粋で心が綺麗な人」と言い、彼のエピソードを面白可笑しく打ち明けていたのが印象に残っている。
もし私だったら、それが例え自分の血を分けた親や子供だとしても、内田氏の様な事をしでかされたら、あんな風に笑って構えていられるだろうか、と、真剣に思ってしまう。
樹木希林は、「そういう難の多い人生を卑屈になるのではなく受けとめ方を変える。自分にとって具体的に不本意なことをしてくる存在を師として先生として受けとめる。受けとめ方を変えることで、すばらしいものに見えてくるんじゃないでしょうか。」とも言っている。
彼女が、そんな風に悟りの様に思えるきっかけとなった事として尋ねられたインタビューでは、「やっぱりがんになったのは大きかった気がします。ただ、この年になると、がんだけじゃなくていろんな病気にかかりますし、不自由になります。
腰が重くなって、目がかすんで針に糸も通らなくなっていく。
でもね、それでいいの。こうやって人間は自分の不自由さに仕えて成熟していくんです。
若くても不自由なことはたくさんあると思います。
それは自分のことだけではなく、他人だったり、ときにはわが子だったりもします。でも、その不自由さを何とかしようとするんじゃなくて、不自由なまま、おもしろがっていく。それが大事なんじゃないかと思うんです。
自分が成熟するための存在なんだと受け取り方を変えるのがいいのではないでしょうか。」と答えている。
私は、このインタビュー記事を読み、改めて彼女の偉大さや人生哲学に触れ、自分もそうでありたいと心から思った。
又、ぴったんこカン★カンでは、樹木希林の自宅を放映していて、インテリアや内装だけでなく、庭や整然と片付けられて余分な物が置かれていないお部屋の様子は、クラシカルで重厚で、彼女の趣味の良さ、美意識や日常生活の質の高さを物語っていると感心し、感銘さえ受けてしまったものだ。
樹木希林は、女性としても人間としても懐の深い素晴らしい、本当にこれから生きて行く中でお手本にして行きたいと思える、人生に置ける名女優だったと思う。
あの内田裕也氏が、彼女に向けて贈ったコメントが、何よりも彼女のスゴさを物語っている。こちら↓
「最期は穏やかで綺麗な顔でした。啓子 今までありがとう。人を助け 人のために祈り 人に尽くしてきたので 天国に召されると思う。おつかれ様。安らかに眠ってください。見事な女性でした」
最高で究極の褒め言葉ではないだろうか。
ロックンロールに生き、破天荒で樹木希林から逃げる様に浮気を繰り返していた、あの内田裕也にこんな台詞を言わせるなんて。
私も彼女を見習って、何かと腹が立つ同僚にイライラしたり、破天荒な息子の言動に振り回され、悲観して過ごすのはもう止めよう。
逃げないで、これも私を成長させてくれる「有難い存在」だと思い、客観的に面白がって楽しめる様にして行こう。
ファッションも自分で工夫して着こなしていて、圧倒的な存在感をオーラでも放っていた樹木希林さん。
今日のお一人様デーは、オウチの中を整理しようかな。樹木さんの様にもう余分な物もなるべく置かずに、快適で自分らしく、不自由であっても面白がって楽しんで過ごせる様にしないとね🎵