風に吹かれて ~いつか どこかで~

徒然なるままにと気取って始めた 母の介護・趣味の工作・覚書に日々雑感
自己満足だけど書くと楽になることもある

認知症って?

2015年06月08日 | 明るい介護生活
朝起きると 「おはよー」と声を掛け合う 母は大抵ご機嫌良く ほのぼのとした会話がある
これがいつもとても気分が良くて 痛い体(何故か起き抜けは体が痛む 泣)を何とか動かし
朝の最初の仕事 オムツ替えに取り掛かる

先日 オムツを替えようとすると「私 死んだの」と言う
「死んだの?」という疑問符ではなく 断定している
「なんでー? ちゃんとこうしてしゃべってるじゃない(笑)」
などと話しかければ何となく分かったような? 

今まで何度も医者に掛ったことがあるけど
一度も「認知症です」と診断されたことはない
あるとすれば健康診断で行った友愛病院で採血の時に
「痛い!痛い!」と母が大騒ぎし その騒ぎ方が「異常だ」と言った若い医師が
「年のせいかちょっとボケてきてるから」と言う私の言葉に
「それを認知症と言うんだよ」と言ったことぐらいだ

日々の母との生活の中で 認知症と言われるような言動は確かにある
かと言って何にも分からなくなっちゃった訳ではなく
至極まともなこともあるし「何で分かんないの!!!」みたいなこともある

「おやすみ~」と何度も何度も言い いい加減うるさくて返事をしなければ怒ったり
「おい ミツエ」「なに?」なんて一人芝居?みたいなこともしてるし

「今日 行くよ」「どこ行くの?」
「あそこ」 「ディサービスは金曜だよ」
「あ そうか 金曜だね」「そうだよ 明後日だよ」
「明後日ね」 などと言う会話がちゃんと成立したりもする

TVの報道番組で見せる認知症患者が全てではない
むしろある意図を持った取材だったりするから
実際の介護の状況・実情とはシンクロしない

徘徊したり、暴れたり 介護従事者が手を焼く様子を映像で見せて問題視したり
犬のセラピーや音楽イベントでにこやかに穏やかな施設内の様子だったり
介護に疲れて殺人に至った事件に眉を顰めたり 老々介護だの介護制度の充実だの
したり顔で話されてもなぁ~と思う

認知症っていったい何なんだろうなぁ~






コメント
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