風に吹かれて ~いつか どこかで~

徒然なるままにと気取って始めた 母の介護・趣味の工作・覚書に日々雑感
自己満足だけど書くと楽になることもある

あ~驚いた

2015年08月17日 | 明るい介護生活
     

さっき「トイレへ行く」と言うので連れて行ったら トイレに入る寸前 
いつものように肩にある手を入り口に移して体を支えてトイレに入ると思っていたら
そうはせず 逆に私にしがみついてきた
必死に体を抱きかかえて何とか便座に座らせた

そのままトイレで用が足せる状況ではないと判断し
騙し騙し抱き上げてトイレから連れ戻した

どう見ても心ここにあらず 自分が何をしているのか分かっていない感じ
歩けなくなって 訳が分からなくなって これってどうしたらいいんだ?

病院で見てくれるのか? それとも施設に預けた方がいいのか?
ケアマネさんが言ってたように昇降ベッドにして 室内にポータブルトイレを置いて
半分寝たきり状態の介護になるのかと不安を抱く

最近は食がすすまなくなって茶碗に半分のご飯も食べないことがある
去年55Kgあった体重も1月、2月には下痢もあって52Kg台に
5月には50Kg台に 8月には48Kgに
ただお腹だけは大きくて 食事の時はオムツがきつくなってる
体重が軽くなって 移乗・移動が楽になったはずなのに
足が効かなくなった分 重さの負担は軽減を感じない


食事を始めるとすぐ「気持ち悪い」と言い出し箸を置いてしまったり
昼を食べないこともあり 果物やゼリーで補ったり
夕食は何とか食べさせようとおかずを工夫する

夕べは「豚より鶏の方がいい」と希望があったので 
鶏のムネ肉を塩鶏にして 大根おろしにポン酢
好物なので味のアクセントにチューブだけど梅肉を少し添えた
他にオクラ納豆ときゅうりとわかめの酢の物にカニかまをプラス
私用に惣菜のイカの唐揚げ

ところが最初にオクラ納豆をテーブルに置いた時点で
「なにこれ? 嫌だ 気持ち悪い」と身震い
しょっちゅう「納豆嫌い 豆腐は嫌い」と言っているから仕方ないけど
納豆巾着や厚揚げの煮物は食べるんだよな
食が進まなくても枝豆やトウモロコシは良く食べてくれる
食べる量が少なくても大豆製品や芋類・かぼちゃを食べさせていれば大丈夫かな?と

ご飯の量を確認して鶏も食べ易いように小分けして「どうぞ」と勧めた
この時 食事に全く興味を示さず 無視。 頑なに箸を取ろうとしない
意識がここにない状態だと感じてはいたけど カチンと来てしまった

これまでも溢すからと首に巻いたタオルは食べる時には外してしまったり
箸を使わず手づかみしたり 両手で食べ物をつかんだり 行儀の悪さに腹が立っていたことが 
折角気の向くように用意したのにという気持ちと相まって爆発! 
怒鳴りまくってしまった
本人は何を怒られているのか分からないんだから止めた方がいいと頭の半分では分かっていても
もう半分で言っちゃえ、行っちゃえ爆発しちゃえとなってお膳に箸を叩きつけて折ってしまった!

あーバカなことをした 相手は何だか分かっちゃないのに
そういう病と分かっているのに・・・ すぐさま反省

母を無視して食事をしていると「いけないことをした」と自覚したのか
私に気を使った目を向けてくる 大人しくタオルを首に掛けさせる
オクラ納豆に手を出し「しゃじは?」と食べる気になったらしい 
大急ぎでスプーンを用意する 「鶏もさっぱりして美味しいよ」と勧める
ご飯には結局手をつけなかったけど オクラ納豆の大半と3切れ程の鶏を食べてくれた


トイレから戻って 引きずるように抱えて布団に寝かせると
しばらく天井を見つめてシーンとしている
こういう時 頭の中真っ白なんだろうなー 
このまま分からなくなっちゃうのかなぁ?

1・2分したら何だかんだとしゃべりだした
「お母さん治った」と元気な声 意識が戻って来たのかな?

意味不明なことをぺらぺらとしゃべりだすのはいつものこと 聞き流す
「コラボ」「ワウワウ」とTVの音にも反応している

今は 落ち着いて眠り始めた ふ~~~です。


がんばれ ばあちゃん!
コメント
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