今日から、「アルファンブラ宮殿」最後の区分3、「宮殿」を紹介したい。
今日の写真は、カルロス5世宮殿前である。
カルロス5世宮殿は、その名の通りカルロス5世が建てさせたという宮殿だが、いまだに未完成だという。
カルロス5世が1526年建設を決めた宮殿はルネッサンス様式。四角の建物の中に円形の中庭があり、この中庭では闘牛や騎士の決闘が行われていた、ようである。
音響効果がよく、今でも音楽会などに利用されているとか。現在内部1階はアルハンブラ博物館、2階は県立美術館だ、とか。
私たちは時間的に余裕が無く入場しなかったが、中ではコーランなども展示されている、と聞く。
コーランと言えば、イスラムの教えが書いてあるのだが、ここでバーミヤンの仏像遺跡がダイナマイトで爆破された事件を思い出す。この事件がイスラム教と大いに関係していたからである。
イスラム教は、偶像崇拝を禁止しているので、この宮殿内には偶像類は一切無い。 当たり前と言えば当たり前のことだが、ここで宗教戦争が頭をよぎるのである。
古今東西、宗教戦争が止む気配は当分無さそうに思う。しかも、その因果関係を見ると、どうも、宗教戦争に名を借りた「領土問題」がその根底にある、というのが私の結論なのである。
さて、元に戻るがこの建物の屋根は今世紀になってやっと完成された、とか。
今日は、ここまで…。
◎お詫び:
画像設定をいじくって、しばらく皆様に御迷惑おかけしていましたが、私のブログ閲覧者のma-sanからのコメントで、アドバイスをいただき、また、元通りに復帰することができました。
ここに、ma-sanに対しまして心から深謝申し上げます。有難うございました。