また、マドリードのアトーチャ駅へ戻る。
マドリードと言えば、スペインの首都だが、その歴史を一瞥してみる
とかなり複雑だ。
1808年にはフランス軍に占領されたり、市民は暴動を起こして、独立戦争
に発展したりしたが、結局スペインのガリシア地方出身のフランコ(1892~1975)
という人物が大きな役割を果たして今日に至ったようである。
彼は、自由主義的な体制への移行を図り、言論統制も緩和して69年には、
アルファンソ3世の孫ファン・カルロスを後継者に指名したり、EC加盟、
政党を認可するかなど、様々な問題を残したまま75年に死去している。
その後、スペインはファンカルロスが段階的に民主制に移行させ、形式的
な王をいだく国となっている、ようである。
今日は、ここまで…。