今夜は本の感想です。
『夫・妻の死から立ち直るためのヒント集 編:河合千恵子/三省堂』
……死別を経験した男性は、妻のいる男性に比べ平均余命は2歳程短い……
冒頭から私にとってショッキングはデータから始まる(笑)。
中身(文章)は純和風で、対象年齢も少し高め。
精神医学、心理学、宗教学、実生活での食の問題など、たくさんの切り口でのヒントの提供あり。
文字通り「ヒント集」。
『愛する人の死、そして癒さでれるま 著:相川充/大和出版』
心理学者である相川先生が、実際の死別を経験。実体験に基づく内容だから説得力がある。
私に近い部分があるので、何度も読み返した。娘さんへのインタビューは衝撃を受けた。
文章も読みやすく、シングルパパにお勧めです。
『死別の悲しみを癒すアドバイスブック 著:C.M.サンダーズ/筑摩書房』
サブタイトルに「家族を亡くしたあなたに」とあるように、著者は家族との死別を経験している。
どの死別関連の著書にも出てくる「死別の悲しみのプロセス 5段階」が、一番解りやすくまとめられている(と思う)。
短い見出し一つとっても、言葉に希望が満ちている。もしかしたら訳者の成せる業(ワザ)か~。
本文中に「死別の悲しみ自己診断表」っていうのがあって、初めて読んだ数年前は25問中21個に○がついた。
が、最近やってみたら、○の数は11個に減っていた。
ちなみに、プロセス5段階とは___
第1段階 ショック
第2段階 喪失の確認
第3段階 引きこもり
第4段階 癒し
第5段階 再生
……んっ? 何処かで見かけた言葉(笑)。