次のステージへ踏み出した途端の試練(かな?)。
娘の入学高校で制服のサイズ合わせがあった。
文字通り制服のサイズを測り、注文する訳だが……。
ブレザーは問題なし。
でもやはり、スカートが問題。
試着が基本だから、オトコ親である私はその試着ブースには入れない。
女子の付き添いは、99%母親だ。
仕方なく、娘一人をカーテンの向うにあるそのブースへ送り出し、出口で待つ……。
娘を出口で待っている間、久々の「あの感覚とあの悔しさ」だ。
自分自身が感じる死別の悔しさよりも、一緒に付き添ってやれないことの無念さ(大袈裟か?)の方が大きい。
如何ともし難いこの感覚。
娘は何を感じたのだろうか?
父親の私が考えている程のことは考え感じなかったのだろうか。
『どう感じたのか? どう考えたのか?』 とは聞けない。
もしかしたら娘の心は、親が思うより強く逞しく成長しているのかもしれない。
死別であることを思い出させてくれたこの一件は、そう長くは続かなかった。
待つこと5分。
順番通り、出口から出てきた娘。
(抜かされなったんだね、よかったよかった)
『担当の女の人が親切にしてくれて選べたよ~』
……と、父親の心配する心を察してくれたのだろう。
モヤモヤとした気持ちは娘のこの言葉で終了。
気分を切り替えて、体操着コーナーへ(笑)。
新しいステージは始まったばかり。
これから、これから。