今回の七回忌は、妻を取り巻く人たちにとってもある種の「一区切り」だったようだ。
愛娘が育成会のイベントに参加している午前中、私の実妹が久し振りに遊びにやって来た。
おばあちゃん(実母)と私と妹の3名でのひととき。
二人とも、私の老後(笑)を気にしてくれている。
『娘がお嫁に行ったら、どうするの~?』
身内だから遠慮がない。
おばあちゃんは遺言を言い出す始末。
まぁ、久し振りの会話はお互いの思っていることをストレートに伝え合い、今まで流れてきた時間を取り戻す事が出来たようだ。
概ね共通して言えたのが、『今回が、一区切りかなぁ』という思い。
寂しいような気はするが、それが日常生活。
気持ちに境界線を引けるわけではない。
その辺りはみんな解っている。
悲しみが癒えつつあるのを実感しているのだろう……。
でも、愛娘だけは大人達と違うのかな……。
七回忌を無事に終え、命日も過ぎた。
悲しい記憶を全てを忘れ去る事はできないし、楽しい思い出も鮮明な記憶のまま留めておくことはできない。
さて、どうする? どうしたい?
焦らずじっくり考え行動しようと思う。
でも、時間は限られているのは事実。
人生80年の折り返し地点は、既に通過(笑)。
残りは、短い。