過去
来週に迫った五回めの命日を控え、いろいろと考える。
このブログは、開始した当初は2007年の命日までの期間限定の予定であった。
それまでに何か結果を出すべきではないかと、焦っていたと今になって思う。
今となっては遠い昔のようにも思えるし、つい先日のようにも思える。
あの悲しみは今はもうない…と言えば嘘だ。なれてしまったと言う方が当たっている。
あれから五年。良くここまで来られたと思う。
毎晩のように深酒をしつつ声を殺して泣いていた夜は、今は殆どない。
果たしてこの五年で何が変わり何が変わってないのか…。
ある種、不思議な感覚である。
今はフラフラと「地図のない旅」をしている……そんな気がする。
その地図がどうしたら手に入るのかを忘れてしまった。
これから何処へ行くのか…。
かつては未来があった、気がする。夢がたくさんあった気がする。
本当にあったかどうかは分からないが、当時は確かにそう思っていた。
では今はどうなのか？妻を喪ったことも、年齢的なものも、そうさせているのかもしれない。
さて、これから何処へ行こう。