今日は、早池峰山の真向かいに聳える薬師岳を目指しました。
小田越の登山口は、一方が早池峰、その反対側が薬師岳に向っています。
登山口からは、青空に秋の終りの早池峰山が鮮やかに見えており、薬師岳から眺めれば、どんなにか素晴らしいことだろうと、期待が膨らみます。
ところが、歩きはじめて30分程で、急に雲がかかってきて、振り返れば見えていた早池峰山の姿が、あっという間に消えてしまいました。
登山口から1時間半くらいで頂上に辿りつきましたが、全く何も見えず、まさにクリーミーな山頂風景となってしまいました。
標高は1644.9m、風もあり、さすがにかなりの寒さです。
期待していた景色には裏切られてしまいましたが、今日の大収穫は、ヒカリゴケを初めてみれたことです。
登山口で監視員の方に、ヒカリゴケのことを教えていただき、みんなで探しながら登っていたのですが、よくわからずにいると、別の登山客の方が親切に教えてくれました。
写真に撮るのは、かなり難しかったのですが、確かに苔が光っていました。
それにしても、この山は苔がとても多い山でした。
登山道の岩も苔だらけで、まるで毬藻のような石もありました。
また、倒木の根っこにも苔が生えていたりと、珍しい光景も目にすることができて、とても楽しい山歩きとなりました。