ほがらか”いわて”散歩道

時間や季節の流れをじっくり味わってみたい、ふと、思いはじめた私の日めくり。

裏岩手、大深岳と源太ヶ岳(2010.8.29)

2010年08月29日 | 裏岩手

小畚(こもっこ)岳からの急坂を下り、大深岳に向って登る途中からの岩手山。

この辺りまで来ると、つくづく岩手は山深いなぁって感じ。

さらに登り、乳頭温泉の方まで続く縦走路との分岐・・・、最初に登った三ツ石山の頂上は、既に遥か遠くに。

ここから、ほどなく大深岳に辿りつく。

小畚岳から約1時間。

ここは、標高1,541mで、裏岩手縦走路の中で一番高い場所になるが、展望がきかない。

でも、源太ヶ岳の手前から振り返ると、その景色は美しい。

大深岳から30分強で、今日の最終の目的地である源太ヶ岳に到着・・・、朝8時に歩きはじめてから、5時間半が経過。

ここからの眺望は、ホントに絶景。

今日は、最後まで岩手山が姿を現していてくれた。

その下に、スタート地点の松川大橋も間近に見える。

反対側は八幡平・・・、畚岳から茶臼岳への稜線がくっきり。

視線を下におろすと、裏岩手の山並みが輝いている。

じっくりと今日一日の充実感を味わってから、下山の道に着く。

登山道の周囲の花々も、ここが一番美しいかも・・・、斜面はお花畑になっていて。

源太ヶ岳の頂上で最後の水を飲み干していたので、途中の水場がホントありがたい。

松川温泉に無事に着いたのが午後4時。

朝8時に歩きはじめたから、ちょうど8時間の行程になった。

アップダウンが少なく、歩行距離もたぶん12㎞位??とちょうどよく、山を丸一日楽しむのには、最適のコースかもしれない。


裏岩手、三ツ石山と小畚岳(2010.8.29)

2010年08月29日 | 裏岩手

今日の最終の目的地は、源太ヶ岳。

裏岩手をぐるーっと廻ってみようということで、その源太ヶ岳を背にして歩き出す。

この松川温泉を起点にした縦走コース、9月下旬から10月上旬の紅葉の時期は、ホントに素晴らしい。

だけど、今は8月、まだまだ暑い日が続いている・・・、今日も暑い。

だから、少しでも楽をしようと、1台の車を松川温泉に止め、もう1台で、さらに奥産道を進み、松川大橋までやって来た。

松川大橋の手前の車止めから歩き出し、30分ほどで本格的な登山道に入る。

松川温泉から歩くと、最初から急坂となるが、こっちのコースはとても歩きやすい。

登山道に入って1時間ほどで三ツ石山荘に。

山荘から、一つ目のピークの三ツ石山を望む・・・、風も強くなさそうで、いい一日になりそうな予感・・・。

山頂に向う途中で振り返ると、大松倉山と犬倉山の向こうに岩手山がきれいに見えている。

山荘から30分ほどで、三ツ石山の山頂へ。

次は、小畚(こもっこ)岳を目指す。

三ツ石山から小畚岳までは、なだらかな稜線の歩きやすいコース。

途中で、三ツ石山を振り返る。

今日は、こういう景色を求めていた。

若干の風が心地よい。

乳頭山と秋田駒ケ岳がすごく近くに感じる。

三ツ石山から1時間ほどで小畚岳に・・・、けっこう人がいる。

岩手山の姿もはっきりと。

って、この裏岩手縦走コースは、八幡平と岩手山を結ぶルートなので、私達の岩手山を背にした歩き方は、通常とは反対なのかもしれない。

実際に、ほとんどの人たちが、私達と逆方向から歩いて来ている。

ここまで、三ツ石山荘と三ツ石山の頂上での休憩を含めて約3時間半、今日のコースのほぼ中間点なので、ここで昼食にする。

別のグループのビールが気になるというか、すごく羨ましい・・・。

ここから、次のピークである大深岳には、急坂を下って、登り返さなければいけない。

ルートがはっきりと見えているのも、いいのか悪いのか・・・。

ちょっとため息をつきつつ、後半戦へ。


はじめの一歩を鞍掛山で

2010年08月21日 |  いわての山々

もう10年近く前。

いつの間にか妻が買って来て、「一緒に山に行こう」って言われて、手渡されたコールマンのシューズ。

山とかには全く興味がなかったけど、その後、すっかりはまってしまって・・・。

このシューズで、富士山に登ったのは、7年前の今頃の時期。

だんだんに縫い目がほつれだして、一度は修理したけど、焼石岳から帰って来たら、また、別の場所がほつれだしていた。

そんなこんなで、新しく買ったのが、AKUヴァーディゴGTX。

モンベルさんと石井スポーツさんに行って話を聞いて・・・。

どっちでも、ソールの固さのことを力説された。

今まで、全然気にしなかったけど、家に帰って、コールマンのシューズを押してみたら”フニャ”って・・・、チョイ情けない。

ホントは、AKUスイテラ・スェードにしようと思ったけど、なぜか、石井スポーツの店員さんが許してくれない。

まぁいいかって、薦められるままにAKUヴァーディゴに・・・、2万円台とはいえ人生で最も高価な靴の購入となった。

そんなこんなで、とりあえず、靴ずれやマメが出来ないか試してみようと思い、やって来たのが鞍掛山。

考えてみれば、最近、鞍掛山には冬にばっか来ていたから、土の上の鞍掛山は久しぶり。

冬には、頂上直下のこの木段もビニール袋を敷いて滑って遊んだ場所。

今日の頂上からの岩手山は、雲に隠れているけど、それでもいい。

オニヤンマやアゲハ蝶がいっぱいいて、いい気分。

アゲハ蝶は、赤い色が好きなのか、私のシャツにやたらととまって離れない。

ガンジュアザミにもとまる。

いずれ、今日、鞍掛山を歩いた限りでは、AKUの履き心地は・・・、正直わからなかった。

もしかすると、私の歩き方には、ゴム長靴が一番いいのかもしれないし???

ただ、この靴で、靴ズレとかの心配がないことだけは確認できた。

だから、AKUの第一歩は、上々のスタート。

それにしても、久しぶりの鞍掛山・・・、いつの間にか”くらかけ亭”とかいう売店ができていたりして、ちょい驚き!

汗かいて降りてきて、かき氷が食べられるのだから・・・、ありがたい。

一方で、相の沢牧野の風景は、いつもと変わりなく美しい。

帰る途中の鞍掛山の全景。

岩手山の雲もかなり少なくなって・・・。

夕方の盛岡市からの岩手山は、雲もすっかりなくなった一日でした。


忘れてはいけないこと

2010年08月15日 |  いわて”あちこち”

一昨年の岩手・宮城内陸地震で折れ曲がった祭畤大橋。

地震後、はじめてここまでやって来たが、崩落した山肌も至るところに残っていて、災害の凄まじさをあらためて実感。

何となく怖い感じがして、ずっと、厳美渓から先に足を伸ばす気になれずにいたが、ようやく、今日、ここまでやって来た。

途中で目にした「感謝342号再開通」のノボリ。

今は暫定的な仮設道路のようで、新祭畤大橋?の建設も進んでいる。

一人娘の目にも、この現場の光景がしっかりと焼きついたようだから、来てよかったと思う。

須川温泉は、小さい時から何度も足を運んだ親しみのある場所。

そして、はじめて登った山らしい山が、栗駒山である。

地震の被害を考えると心が痛むが、このエリアには、早く以前の賑わいを取り戻して欲しいと思う。

だから、ポラーノのアイスクリーム屋さんが、今日も多くの人で混雑していたのが、とても嬉しかった。

ここのアイスクリームは、絶対に美味しい。

岩手では、雫石の松ぼっくりVS一関のポラーノって感じ。

そして、今日も厳美渓に寄って、滝見団子をたっぷりと買って帰った。

厳美渓のだんご屋は、郭公団子、いつくし団子、滝見だんごの3箇所。

最近、我が家では滝見だんご一辺倒になっている・・・。


網張ビジターセンターで

2010年08月13日 |  いわて”あちこち”

網張ビジターセンターにあった岩手山の模型。

「これ、欲しいなぁ・・・」とつぶやいて、皆に笑われる。

岩手山の模型自体は、いろんなところで目にするけど、ここのは縮尺も正確そう。

やっぱ、地図を見るよりは、3D?の方が傾斜とかも一目瞭然でわかりやすい。

網張ビジターセンターは、網張温泉の日帰り温泉館と併設している。

この辺り、温泉でゆっくりしながらの散策も気持ちいいと思う。

スキー場の第2リフトの乗り場までへは、15分から20分位。

途中に、湯の沢橋。

けっこう揺れる感じがいい。

ビジターセンターのすぐそばには、薬師の泉。

冷たい。

休暇村からもすぐ。

休暇村と温泉館の間には、湯の沢大橋。

網張スキー場のリフトは、岩手山登山のために夏場も運行している。

あと1カ月もすると、紅葉シーズンに入って行く。

リフトを3基乗り継いで、その後、ちょっと頑張って10分位の歩けば、全くの別世界が広がる。

温泉もすごくいい。


だーれもいない夜に”岳”

2010年08月11日 | 日々の雑感

一年に1度くらい、家に一人きりになる日がある。

今日がそんな日・・・。

静かにのんびりできるかなって思うけど、いざ、そんなに時間が過ぎるにつれ、何か物足りなくなる。

やかましすぎると思っている家族のありがたさを感じるのも、今日のような夜。

いつもそんな感じだら、今日は、あらかじめ、これを買ってきた。

岳。

こいつを読みながら、手元に”あさ開き”を・・・。

一人酒って、あんまり量は飲めないのだけれど、岳を読みながらだと、すーっと入って行く・・・。

きっとみつかる自分だけの何かが・・・。
ここは誰もが何かを見つける場所。
見つかる何かは人それぞれ。
だから三歩は今日も山にいる。
みんなに、無事に何かを見つけてほしいから・・・。

せっかくだから、もう少し、続きを読もう。


南本内岳(2010.8.5)

2010年08月06日 | 焼石岳

昨日、焼石岳の前に南本内岳(1486㍍)の山頂にも立った。

・・・って、南本内岳は焼石岳に登る九合目から、焼石岳とは反対方向に15分位の場所。

せっかくの機会なのだから立ち寄らないわけにはいかない。

山頂の手前に南本内川の源流がある。

立派な沼なのだけど、何とか沼というような名前は地図にもなく、沼の前の表示も”南本内川源流”とだけ。

この沼の辺りの花もいい。

ハクサンシャジン、ハクサンフウロ、シロバナトウウチソウなどなど。

山頂付近で目についたこの花は、たぶんミヤマリンドウだと思う。

そして、山頂。

だーれもいない。

360度のこんな景色を独り占め。

ここで昼食にして焼石岳へ向った。

そして、焼石岳の山頂で話を聞いたら、去年の南本内岳へのルートは背丈ほどブッシュで、その方は、さっきの源流の場所で熊に出会ったのだと・・・!!

えっー、先に話を聞いてたら、絶対に行かなかった。

でも、コースはきれいに刈り払いもされていたので、実際に、すごく楽だった。

いずれ、今回の焼石岳と南本内岳の山歩きでは、八合目手前の長命水に救われた。

暑くて、暑くて・・・。

行きも帰りも、ここの冷たい水に救われた。

八合目辺りに水場があると、ホントに便利。

東成瀬村からのルートは、途中、五合目と六合目の間がぬかるみが多く、何度か沢渡りもするけど、急登りもなく、全体的には歩きやすいと思う。

沢渡りも、増水時でなければ、問題なさそうです。

登山口から焼石岳山頂までは、3時間半から4時間と考えれば十分だと思う。

それから、ずっと気になったのだけれど、たぶん、タケノコ・・・、すごくいい根マガリダケが採れそうな感じでした。

それは、来年の楽しみにして。


焼石岳(2010.8.5)

2010年08月05日 | 焼石岳

焼石岳の地図をじっと見つめて・・・。

スタートは、秋田県の東成瀬村の横林道にする。

奥州市のつぶ沼コースも歩いてみたいが、距離が長すぎる。

早く、中沼登山口への林道工事が終わることを祈る。

で、横林道の登山口を出発して、2時間強で八合目の焼石沼に辿りつき、ようやく目指す焼石岳の山頂がはっきり。

ここまでの道のり・・・、そんなにきついわけではないのだけど、とにかく今日は暑すぎて、ただただ、汗だくです。

そんな苦労も、九合目に向って歩き出して、すぐに吹き飛ぶ。

素晴らしい景色と花。

一面のハクサンシャジンの向こうに焼石沼が輝く。

タカネナデシコも、ハクサンシャジンに負けないくらいにいっぱい。

クガイソウも群落をなす。

ハクサンフウロも至るところに・・・。

九合目から頂上までは約30分。

岩場と足元も見えない深いブッシュで、少々苦労・・・。

焼石岳山頂、1548㍍に到着!!

山頂からの景色、拡がる青空のもとに周囲の山々が一望できて、ホントすばらしい。

そして、今日は、焼石岳の花に感動した充実の一日。

これは、たぶんキンコウカだと思う。

ミヤマウスユキソウも見れた。

ほかにも、もっともっといろんな花が咲いている。

焼石岳にも、しょっちゅう来てみたい・・・、早起きして。


黒石つゆ焼そばをいただく

2010年08月01日 | 日々の雑感

黒石つゆ焼そば。

弘前市までやって来たので、せっかくだからつゆ焼そばを食べようと黒石まで車を進める。

いただいたのは、津軽伝統工芸館の中にある”レストランもみじ”というお店。

黒石市内のお店にも行きたかったが、時間がないので、インターのそばでわかりやすい場所をチョイス。

入口に、黒石やきそば、つゆやきそば、ホタテつゆやきそばの3種類の焼そばメニュー。

太い平麺を使ったのが、この地に伝わる黒石やきそば。

それに、つゆをかけたのが黒石つゆ焼そばで、去年のB-1グランプリに出展されている。

つゆ焼そばとホタテつゆ焼そばを注文し、相方と二人でおいしくいただく。

で、テーブルに置かれた醤油が、さりげなく”りんごたまり醤油”であることに気づく・・・、さっき工場に行って買ってきたもの。

この”七味にんにく”もいい感じでした。