小畚(こもっこ)岳からの急坂を下り、大深岳に向って登る途中からの岩手山。
この辺りまで来ると、つくづく岩手は山深いなぁって感じ。
さらに登り、乳頭温泉の方まで続く縦走路との分岐・・・、最初に登った三ツ石山の頂上は、既に遥か遠くに。
ここから、ほどなく大深岳に辿りつく。
小畚岳から約1時間。
ここは、標高1,541mで、裏岩手縦走路の中で一番高い場所になるが、展望がきかない。
でも、源太ヶ岳の手前から振り返ると、その景色は美しい。
大深岳から30分強で、今日の最終の目的地である源太ヶ岳に到着・・・、朝8時に歩きはじめてから、5時間半が経過。
ここからの眺望は、ホントに絶景。
今日は、最後まで岩手山が姿を現していてくれた。
その下に、スタート地点の松川大橋も間近に見える。
反対側は八幡平・・・、畚岳から茶臼岳への稜線がくっきり。
視線を下におろすと、裏岩手の山並みが輝いている。
じっくりと今日一日の充実感を味わってから、下山の道に着く。
登山道の周囲の花々も、ここが一番美しいかも・・・、斜面はお花畑になっていて。
源太ヶ岳の頂上で最後の水を飲み干していたので、途中の水場がホントありがたい。
松川温泉に無事に着いたのが午後4時。
朝8時に歩きはじめたから、ちょうど8時間の行程になった。
アップダウンが少なく、歩行距離もたぶん12㎞位??とちょうどよく、山を丸一日楽しむのには、最適のコースかもしれない。