今朝の盛岡は見事な青空、この素晴らしい天気のもと、太田薬師を目指してみました。
太田薬師の登山口へは、盛岡ハイランドゴルフ場の近くの介護施設「ゆうあいの里」が目印になります。
ゆうあいの里が近づくと、道路脇に案内板が出ているので、見落とさないようにして、太田薬師コースへ。
案内板に従って左折すると、すぐ、りんご畑に出ます。
そのりんご畑の中の細い道を進むと、鳥居の前のけっこう広い駐車スペースがある登山口に出ます。
ここから歩きはじめると、頂上までは900m足らずで30分もかかりません。
途中の鉄塔がある辺りで振り返ると、期待どおり、雪化粧の岩手山をきれいに見ることができました。
また、盛岡の市街地と姫神山を一望することができます。
そして、ほどなく、頂上に到着です。
太田薬師は407.5m
登山というよりは、限りなく散歩に近いコースですが、途中の景色は、ホントに素晴らしかったです。
頂上には、薬師神社があり、ちゃんと参拝してから下山いたしました。
この時期、登山道は落ち葉がいっぱいで、しかも、ところどころの土には、霜が張っていたりして滑りやすかったので、ちょっと注意が必要なようです。
毛越寺を見学した後、無量光院跡にも立ち寄ってみました。
無量光院は、藤原秀衡が平等院鳳凰堂をモデルにして建てた寺院であるとのことですが、その跡地が、平泉の町の中に、1,000年近くの時を経ても、そのまま、しっかりと残されていることに感心してしまいます。
また、無量光院跡の近くには、柳の御所遺跡もあります。
こちらは、奥州藤原氏の政庁「平泉館」があった場所とのことです。
中尊寺、毛越寺、無量光院、柳之御所などなど、思わず、当時の平泉がどんな様子であったのか、そこで暮らす人々の生活はどのようであったのか・・・、どんどん想いが膨らんでいきます。
何よりも、人のみならず、あらゆる生き物の死を悼み、決して争いのない平和な奥州を目指した平泉文化は、どんな時代であっても普遍のものであると思います。