先週に引き続き、鞍掛山の山頂に立ちました。
今日は、雪の岩手山と青空、一シーズンに一度でいいから出会いたいと思っていた景色に巡り合えた感じです。
わずかの雲も今にも晴れそうだったので、雲ひとつない岩手山の姿を見ようと、皆で、雪だるまなどで遊びながら粘って見ました。
さすがに、全ての雲が消え去るのは、ちょっと難しそうだったので、下山を始めましたが、10分程下って、ふっと振り返ると・・・・。
岩手山の山頂付近は、青空しかありません。
鞍掛山は、この目の前に迫る岩手山の雄姿を見ることができるのが魅力です。
それにしても、今日は天気がよく、林の中を歩くのがとても気持ちのいい一日でした。
木々の影が伸びているが、とても美しいと感じました。
さらに、冬の鞍掛山がいいのは、木々の葉っぱがないため、天気さえ良ければ、登山道の至る場所から岩手山の姿が見えることです。
今日は、駐車場が満杯になるほどの多くの人が登っていました。
米粉を原料にした米めん。
私の故郷の一関市大東町産の米を使用し、この町の工場で製造された「いわいの米めん」です。
茹でる前の麺は、こんな感じっていうか、写真ではわかりにくいのですが、うどんに比べれば、少し透明感があります。
肉うどんっぽくして、いただきました。
米粉の麺といえば、ベトナムのフォーのイメージですが、こしもしっかりのちゃんとしたうどんです。
これまで、米粉でつくったパンを時々食べていましたが、いずれ、共通しているのは、そのモチモチ感で、美味。
地元の米がパンやうどんになって、多くの人に食べていただけるのは嬉しいことですが、やっぱり、炊きたてのご飯として、もっともっと食べてもらえるのがいいなぁって思います。
久しぶりの鞍掛山。
去年の2月に登って以来なので、ちょうど一年ぶりです。
この山の登山スタイルは長靴が主流。
登山道はしっかりと踏み固められ、雪で傾斜も緩くなっているので、夏よりも歩きやすい感じさえするのですが、当然、足元は雪、雪、雪なので、十分な注意が必要です。
今年は、去年に比べて、少し雪が多いような気がします。
冬の鞍掛山は木々の葉っぱもなく、途中からは盛岡方面の景色が綺麗に見えます。
ウサギの足跡もいっぱい見ることができます。
昨晩から、天気予報とにらめっこをして、鞍掛山の山頂から岩手山がすっきりと望めることを確信してやって来たのですが・・・、山頂の天気は、とても残念でした。
岩手山は、その山頂まで美しい姿を見せてくれません。
鞍掛山の頂上は、岩手山がすごく近くに見られる場所であり、冬の白い岩手山と青空の背景を期待していたのですが、そう世の中は甘くないようです。
それでも、鞍掛山の冬はいろんな姿をのぞかせてくれます。
根元だけ雪が溶けているブナの木、水を吸い上げるのと木の皮が薄いからなのか、他の木の根元とは明らかに違います。
木につもった雪が、まるでおにぎりのような形をしていたり・・・、自然の美しさって感じです。
頂上からは、余り人の足跡の残っていない、一旦、馬返しの方を降り、すぐの分岐で、車を止めた相の沢登山口に向かうコースを歩きましたが、こっちは、つぼ足ではかなり大変でした。
時々、腰まで埋まりながら歩くのも楽しいのですが、みんなが歩いている西コースを往復するのが正しいと思います。
昨晩から盛岡城跡に雪あかりが灯っています。
土曜日の夜までの4日間のイベントです。
今年のテーマである「銀河鉄道の夜」にちなんだ雪像や氷像も並んでいます。
きりっとした盛岡の寒さの中に輝く灯りが醸し出す幻想的な風景は、宮沢賢治の童話の世界にピッタリだと思いました。
桜山神社の横を少し上の方に歩くと、石垣の上から会場を見渡すこともできます。
雪を固めてというか、凍らせて造られた雪あかりが1万3千個も並んでいます。
準備も、さぞ大変なことだったと思い、ホントに感謝です。
それにしても、ロウソクの灯りは、何ともやさしく、あたたかだと感じました。
そして、やっぱり、盛岡城(不来方城)の石垣の美しさが目を引きます。
全国的にも評価の高い盛岡城の石垣、そのライトアップは冬の間、ずーっと続いています。
いつも近くを車で通りながら、素通りをしていた奥州市伝統産業会館(キューポラの館)に寄道。
会館の中に入ると伝統工芸士の方々の鉄瓶や湯釜をはじめとした南部鉄器やその製造過程が展示されています。
ちょっと気になるのは、この辺りは伊達藩だったはずなのに、どうして南部鉄器なのかなって。
地理的には岩手県の南に位置しているから県南部には間違いないけど、やや無理があるような・・・。
いずれ、この一帯の鋳物は、奥州藤原文化の頃から受け継がれてきたもののようで、盛岡の南部鉄器よりも歴史が深いとのことです。
キューポラの館には、南部鉄器の売店も併設されています。
我が家にも南部鉄瓶が1つあればいいと思っているのですが、この日も眺めただけ。
そして、すぐ目の前は、東北新幹線の水沢江刺駅ですが、こっちは蘇民祭モードって感じです。
蘇民祭が行われる黒石寺までは、水沢江刺駅から車で15分程度。
今年の蘇民祭は、2月20日の土曜日の夜から翌朝までとのことです。
宮沢賢治が、昭和6年に技師として招かれた東北採石場跡は、JR大船渡線の陸中松川駅の近くにあります。
今日は天気が良かったのですが、土曜日の雪で、一帯は見事な雪景色でした。
はじめに、工場跡の少し奥にある太陽と風の家を訪ねてみました。
ふらっと立ち寄ったのですが、ここを舞台とした「グスコーブドリの伝記」や石ッコ賢さんをキーワードとした石について丁寧に説明をしていただいた後、いっしょに工場跡に案内してもらいました。
すぐ横は、JR大船渡線が走っているのですが、それに並行したトロッコもありました。
工場跡の鍵を開けてもらい、内部まで見学させていただきました。坑道の真上が一関大東線の道路であるとのこと。
この辺りにあったはずの群像がないのが気になって、聞いてみると、ちょうどお色直しのための修復工事中とのこと・・・、それだけが、ちょっとだけ残念。
本来であれば、この写真のような群像が、ここにあります。
観光地としては、ひと駅さきにある猊鼻渓がとても有名ですが、この石と賢治のミュージアムもいいです。