ほがらか”いわて”散歩道

時間や季節の流れをじっくり味わってみたい、ふと、思いはじめた私の日めくり。

岩手山、鬼ヶ城から山頂(2009.9.26)

2009年09月27日 | 岩手山

網張温泉から目指した岩手山。

鬼ヶ城の岩場を抜けると、ほどなく九合目の不動平避難小屋に到着しました。

歩きはじめてから4時間強、既に12時を過ぎていたので、下山してくる方々が多かったです。

ここで、ゆっくりと昼食をとり、いよいよ山頂を目指しました。

山頂を見上げると、空も晴れ渡っていて、申し分のない条件です。

九合目から山頂までは1km強、40分くらいの道のりですが、途中、足元が礫岩でとても歩きにくい場所があります。

この場所をうまく歩くには、前の人の足跡をすかさずに辿っていく方法がベストのようです。

ちょうど13時30分、岩手山の山頂である薬師岳(2038m)に到着しました。

山頂で、他のグループの方々と話をすると、その多くが八合目の山小屋に泊る人たちでした。

暗くなる前に下山できるか気になりましたが、とりあえず、お鉢を回ることにしました。

岩手山の山頂をあとにし、再び、九合目避難小屋を経由して鬼ヶ城分岐まで戻り、そこから、御神坂コースの下山です。

ところが、いざ、このコースを下りはじめると、急な岩場続きで、苦労の連続となりました。

一時間以上、この急な岩場と悪戦苦闘して、ようやく緩やかな林の中に入って、ほっとしたところで上を見上げると、再び、紅葉がとてもきれいでした。

今日の岩手山の紅葉の見納めです。

残り3㎞は、かなり歩きやすいコースにと急変しました。

あとは、暗くなる前に駐車場に辿りつくため、ただ黙々と歩き続け、ちょうど17時30分に御神坂駐車場に到着しました。

あの山頂から3時間半足らずで下りてきたと考えると、とても感慨深い気持ちになりました。

ここから、網張温泉の駐車場に戻り、18時頃に解散となりましたが、皆、大満足の1日でした。


岩手山、網張温泉から鬼ヶ城(2009.9.26)

2009年09月26日 | 岩手山

今回の岩手山登山は、網張温泉から山頂を目指し、御神坂に下るコースを選択しました。

網張温泉からは、リフト3基を乗り継いで標高を稼げるため、登りは楽になりますが、歩く距離は相当に長くなり、日没までに下山できるかが不安です。

3基目のリフトを8時近くに降り、少し登ると、いきなり犬倉山一帯の紅葉が目に飛び込んできました。

リフトを降りてから犬倉山の山頂までは、たぶん片道30分強くらいだと思うので、紅葉シーズンの散策にはもってこいだと思います。

今日は時間がないので、残念ですが犬倉山には登らずに先を急ぐこととしました。

犬倉山の横側を30分くらい進むと視界がひらけ、再び、美しい紅葉の景色が見えてきました。

そして、さらに30分くらい進むと姥倉山の分岐にでます。

昨年も同じ時期に、このルートを歩きましたが、散策目的で時間も遅かったため、この辺りで引き返していたため、これから先は、はじめのくルートなので、どんな景色を見ることができるのか心も躍ります。

リフトを降りて2時間弱で、鬼ヶ城コースとお花畑コースの分岐になる「切り通し」に辿りつき、さらに少し進んだところで黒倉山を振り返ってみました。

ここからが、まさに絶景の連続でした。

目指す岩手山の山頂は、まだはるか遠くにありますが、鬼ヶ城のルートがとても美しく、尾根伝いを景色を存分に楽しみながら進みます。

鬼ヶ城から見下ろせば、御苗代湖と大地獄谷、そして、その一帯の紅葉は、言葉に出来ないくらい美しく、皆で何度も足を止めることとなり、なかなか前に進まなくなりました。

これまで歩いてきたルートを振り返ると、これまた美しいとしか云いようがない光景が雄大に広がっていました。

屏風尾根に続く紅葉も見事です。

今日は時間を気にしないで、この鬼ヶ城の一帯を1日中、ウロウロと歩きまわりたいと思う衝動にかられ、また、はじめて見る風景に感動をいっぱい味あわせて頂きました。

また、鬼ヶ城の辺りに来ると、戻ってくる人たちと多く出会うようになりましたが、皆、帰りのリフトが5時までなので、岩手山の山頂までは行かずに引き返しているようでした。

確かに、リフトは朝7時から夕方5時までなので、山頂までの往復は厳しいものがあり、車を2台利用して、御神坂に下りることにしたのが正解だったようです。


カッパ捕獲許可証

2009年09月25日 |  いわて”あちこち”

ようやく、カッパ捕獲許可証の交付?を受けました。

テレビで西村知美さんが持っているのを見て、面白いなぁと思って、手に入れる機会を窺っていました。

最初、遠野の道の駅で手に入るかと思ったら、写真入りは、遠野駅の隣の観光案内所で発行しているとのことで、そちらに行って、交付の申請をしました。

裏面には、カッパ捕獲の7カ条が記されています。

ただ、このカッパ捕獲許可証は、有効期限が1年間でした。
しかも、その度に、更新料を支払う必要があるとのことで、ちょっとショックです。

こんな、かわいいカッパが捕獲できればいいけど・・・。

ちなみに、写真なし許可証は、国道沿いの道の駅(風の丘)でも手に入れることができて、1枚200円です。

そして、写真入りの方が、送料込みで900円でした。


鉛温泉、藤三旅館

2009年09月23日 |  いわて”あちこち”

南花巻温泉郷の鉛温泉、藤三旅館です。

この温泉の名物は、とても深くて、立ってしか入ることのできない「白猿(しろざる)の湯」です。

もう5年以上前、当時、小学生だった娘を抱きかかえて入ったことがあります。
今日も入浴だけと思ったのですが、朝の掃除中で、それは断念しました。

豊沢川沿いに建つこの温泉宿、古い建物がとても風情を感じさせてくれます。

 

この温泉宿にも自炊部があります。

立派な温泉宿で豪華な料理をいただくのも格別ですが、いつか、こうした自炊部に長期滞在して、純粋に温泉を楽しんでみたいと思ってしまいます。

自炊部の建物は、まるで古い小学校の校舎のような感じです。

炊事場にあるガスコンロは、コイン式で、どうやら1回10円のようです。
10円の表示が「拾円」となっていて、レトロ感たっぷりでした。

豊沢川沿いの部屋にお邪魔すると、川の流れの音が部屋に響き渡っていました。

夜の静寂の中で、この水の音を聞きながら眠りにつくのも、これまた幸せだろうなと考えながら、南花巻温泉郷をあとにしました。


乳頭山の紅葉(2009.9.21)

2009年09月21日 | 秋田駒ケ岳

今日の乳頭山は、紅葉がとても見事でした。

八幡平エリアの山の紅葉は、今週末か来週が見頃かなと思っていたのですが、今年の紅葉は、思った以上に早いようです。

乳頭山は初めてでしたが、この山からは、秋田駒ケ岳、岩手山、八幡平、森吉山などなどの名山が一望でき、それらの山々を紅葉と一緒にみれるのが、何ともいえません。

また、田沢湖を見下ろす景色も、とても美しいです。

さらに、頂上から秋田駒ケ岳へ向かう縦走路が、特にきれいで、時間があれば、もっともっと歩き回ってみたい風景でした。

登山道のそばの木々も、とても綺麗に色づいていて、歩く疲れを感じさせない一日でした。

黒湯温泉の方向に下山中に、ふっと振り返ると、これまた、尾根伝いの紅葉が目に入り、思わず引き返して、写真を撮ったりまでしてしまいました。

今日は、赤の色づきが特に綺麗に感じました。


乳頭山(2009.9.21)

2009年09月21日 | 秋田駒ケ岳

乳頭山は、岩手と秋田の県境にまたがる山です。

今日は、秋田県側の田沢湖高原の乳頭温泉郷から登りました。

ここからの登山口は、黒湯温泉と孫六温泉の2か所にありますが、登りやすい孫六温泉の方を選択しました。

2つの登山口はすぐ近くにあるのですが、孫六温泉の登山口への表示がないためにわかりにくく、孫六温泉の受付で教えてもらいました。

登山口から1時間くらい歩くと、急に視界がひらけて、少し進むと八幡平方面に向かう道との分岐点に到着しました。

少しだけ、そっちの方向に進んでみると、たぶん大白森だと思いますが、縦走路がきれいに見えました。

再び、乳頭山の頂上を目指す道に戻ると、ほどなく田代平山荘に辿りつき、ここから頂上までは30分程度です。

頂上のすぐ手前まで来て目にする切り立つ急崖の頂上は、すごく迫力がありました。

乳頭山の標高は、1477.5メートル。登山口から頂上までは2時間くらいでした。

今日の山頂は、風もなく、とても穏やかで、そして、何よりも、紅葉の美しさに大満足でした。

正直、紅葉はまだだろうと思ってやってきたのですが、見事に見ごろを向えていた感じでした。

頂上は、まさに360度のパノラマで、秋田駒ケ岳がきれいに聳え、その向こうに、はっきりと鳥海山の姿も見ることができました。

下りは、黒湯温泉の方のルートを歩きましたが、確かに木段とかも多くて、登りにはきつそうな感じがしました。

ひたすら下り続けて、徐々に硫黄の匂いを感じはじめると、登山道のすぐ横に温泉が現れました。

たぶん一本松温泉という名前だと思います。

せめて足湯でもと思いましたが、ここで、登山靴を脱ぐと、もう歩きたくなくなるような気がして、思いとどまりました。

ちょっと熱めかもしれませんが、水も引いているので調整は可能のようです。

ここから、1kmくらいで黒湯温泉に無事到着いたしました。


とおの昔話村

2009年09月20日 |  いわて”あちこち”

遠野駅の正面の道をまっすぐに5分くらい歩くいたところにある”とおの昔話村”。

この建物は、遠野物語の柳田國男氏が宿泊した旅館を移築したものだそうで、入り口には、像が建てられていました。

中に入ると、ちょうど、座敷わらしのビデオが放映されていました。
いろんな座敷わらしが映し出されていましたが、何ともかわいらしいものも・・・。

実際に座敷わらしがでるといわれるのは、二戸市の金田一温泉にある緑風荘ですが、遠野にも座敷わらしは、よく似合います。

そして、遠野といえば、かっぱですが、これは向いの資料館の方におりました。

それにしても、方言で語られる昔話は、その一言一言が味わい深く、とても胸に響くものがありました。


小岩井農場

2009年09月19日 | 宮沢賢治

久しぶりの小岩井農場のまきば園。

5連休の初日であり、駐車場もいっぱいで、園の中も大勢の人で賑わっていました。

子どもたちの楽しそうな声を聞きながら、ゆっくりと園内を一回り。

広々とした農場の風景は、当たり前のようで、実は、よそではなかなか味わうことのできないものだと思います。

まきば園を出て、せっかくなので、一本桜の場所に向かいました。

今の時期は、人もいないと思っていましたが、この一本桜を背景に写真を撮っている人たちが、何人かいました。

一本桜と岩手山の風景は、やっぱり美しいです。

小岩井乳業の工場も見学したかったのですが、15時を過ぎていたので中に入ることができませんでした。

ずっと見学をしたいと思っているのですが、いつも、やってくる時間が遅いので、まだ一度も中を見たことがありません。

牛乳も試飲できるはずなのに・・・。

とりあえず、牛のモニュメントの写真だけ撮って、次回、出直しのチャレンジです。


暮坪そば

2009年09月14日 | 日々の雑感

遠野の暮坪そばです。

県外から来た友人に、「いわてに大根おろしで食べるそばがあるんじゃない?」って言われて、暮坪そばのことかなと思い、いっしょに遠野まででかけました。

食べたお店は、遠野バイパス沿いの”ばんがり”さんです。

一見は、大根おろしのように見えますが、正体は蕪(かぶ)、”暮坪かぶ”です。

そばつゆに入れると、ピリッとした辛みが何とも言えず、友人も大満足で、とてもうれしい気持ちになりました。

暮坪かぶは、グルメマンガの”美味んぼ”で、究極の薬味として取り上げられていたことは知っていましたが、遠野の暮坪という集落で採れる蕪であることは、はじめて知りました。

産直でも、この暮坪かぶを売っていたので、今度は、是非、買って来て、自宅でも暮坪そばを楽しみたいと思いました。


大沢温泉、南花巻温泉郷

2009年09月13日 |  いわて”あちこち”

湯治に来ている友人に会うため、大沢温泉にやって来ました。

南花巻温泉郷の大沢温泉には、山水閣、菊水館、そして自炊部の3つの建物があります。

自炊部の中に入るのは、はじめてだったので、うろうろと探検をさせていただきました。

売店には、野菜やりんごなどはもちろん、冷凍食品も揃っていて、これなら、全く不便はなさそうです。

ちょっと驚いたのが、食堂です。

メニューに、石焼ステーキやヒレかつ、そしていくら丼まであり、なんか、自炊部に泊って、ここで食事をしたら、ずいぶんとお得に贅沢を味わうことができそうです。

調理場も見学、キャンプ場の炊事場のようですが、さすがに、バーベキューはできないと思います。(もしかして、そういう場所もあったりして・・・。)

自炊部の前を流れる豊沢川の向こうの菊水館が、これまた風情を感じます。

この菊水館にも、自炊部からちっちゃい橋を渡って、すぐに歩いて行くことができます。

菊水館の茅葺が見事でした。

自炊部にある豊沢川沿いの露天風呂が、とてもすてきなのですが、さすがに写真を撮る勇気はありませんでしたので、その様子はこちら。
http://www.oosawaonsen.com/shisetsu/jisui.html

こっちは、高級感が漂う山水閣の入り口の様子です。