宮崎県の高千穂では、1900年前に創建された高千穂神社が有り、高千穂八十八社の総社となっているらしい。
本殿と狛犬は国の重要文化財となっている。
その本殿では、毎日夜神楽が開催されており、毎日100人程度の観覧者を集めている。
内容は、古代の時代に若い神のいたずらが過ぎるのに業を煮やして、太陽神の天照大御神様が
岩屋にお隠れになり、世界は真っ暗になった。
良く知られた神話ですが
それに困った、神達がお隠れになった場所を探し出し、その岩屋の扉の前で舞を踊り、天照大御神が
気になってちょっと岩から顔を出した所を、力の強い神様がその岩戸を開き、放り投げてしまうという
一連の舞となっている。
比較的動きの少ない、演者も一人しか登場しない舞となっているようだ。
神楽は山陰から広島県北にも有るが、こちらは八岐大蛇との闘いなど、複数の演者が出て
特設ステージ等、比較的大きな会場でしか演じる事が出来ない。
しかし、高千穂では各民家で舞を踊り楽しむといった風習が有るようだ。
ちょっとしたスペースが有れば舞を踊れるように進化していったものと思われる。
ちなみに、最後の第4幕では、翁と婆の神がステージを飛び出して、観客の中で笑いを誘う
嗜好になっている。
どんな舞となるのかは、直接見に行って楽しんでもらいたい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます