アマチュア無線局JA0RUZ FHD-ATV(Full High Definition - Amateur TV)

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アマチュア局 マイクロ波の歴史 等

2023年11月08日 | アマチュア無線 フルハイビジョンD-ATV

 日本のアマチュア無線で、ここ数十年程度のマイクロ波実験・開発・運用等
の歴史はご存知でしょうか。

今となっては10GHz程度まではメーカー製無線機等々でQRVできる時代となり、
マイクロ波運用も簡単?にはなったが、それまでは殆ど自作品や半自作機?の
様なトランスバーター等々を駆使しマイクロ波を運用していた。

 それらの事は「マキ電機さん」「西新潟クラブ」の歴史を見れば大体の事が
判るかも知れない。

 先ずは「マキ電機さん」無くして、日本のアマチュア無線のマイクロ波は語れ
ないだろうが、残念な事にマキ電機さんの歴史を纏めて残した人は居ない様だ。
殆どの人が、マキ電機さんのキットやパーツ等々を使ってマイクロ波を開拓して
来た筈で、私もその一人だ。

https://www.hamlife.jp/2018/02/18/access-ranking20180211-20180217/
https://www.hamlife.jp/2018/02/13/jh1ugf-sk/

           当時のマキ電機さんのカタログ



次に 西新潟クラブ(JH0YQP):HP を!
https://jh0yqp.org/   更新履歴  > https://jh0yqp.org/kosin.htm

 MLの情報を記録・纏めて頂いており、途中  諸事情によりまだ抜けている部分もあり
ますが、時々 制作・記録・運用等を確認 / 紹介する為にも眺める事ができ、
感謝する
ばかりです。

 ここには、それなりに交信記録等々も残っています。(更新履歴からご覧ください)


 
私もこの「西新潟クラブ」で多くのOMさんに育てて頂き、マイクロ波で遊べる
様になって来た一人です。

この他、マイクロ波運用の影の力に「ミリコム」さんや「セブロン電子」さんが
あり、関西で地味に素晴らしい物を開発・販売等しており、こちらも大変お世話
になっております。
http://millicom.co.jp/
http://www.chevron-e.com/

 また「コスモウェーブさん」は 、今では無くってはならないショップとなっています。
https://www.cosmowave.net/

コスモウエーブさんでは、最近のデバイスを使った新たなユニット等も作成されて、
一部は完成品まで作り提供いただいていますが、
納期が掛かる物が多くなって来て
います。

当方の開発した「5.7GHz FHD-ATV システム」も、コスモウエーブさんのTRVユニット
を採用して、他の多くの局もそうされている事と思います。(専用機もあります)
https://www.cosmowave.net/?mode=cate&cbid=2479417&csid=0

 しかし、どんなに技術や知識が有っても、相手局がいない事には実通テストすら出来
ないですが、この西新潟クラブのメーリングリストに移動運用情報を流すと、だいたい
交信相手局が現れ、空振りにならずにテスト運用が出来ていました。

また技術的情報の吸収や、人的資源にも大いに巡り会え、情報もたっぷり吸収させて
頂いてもおります。

同じ様に「東京マイクロウェーブクラブ(略:TMC)」でも、マイクロウェーブ仲間が
沢山活躍されておりますので、これ等でも情報交換や技術・運用方法等々を学び続けて
おります。
http://tokyo-microwave.com/archives/202308-1.html

          「東京マイクロウエーブクラブFB」等も



 これまでのマイクロ波運用等々を振り返ると、物やリグだけでなく「同志の繋がり」
が無いと「マイクロ波での運用 」 は思う様にできなかったであろうと想います。

特に地方ではいくら素晴らしいリグを自作できたとしても、5GHzや10GHzでどんなに
CQを連呼しても、常時聞いている人すらいない場合が99%以上だろうから・・・

                             マキ電機:富士山富士宮5合目運用会 (1999年)

この頃は当方も40代に入った頃で、皆 若かった!! 

さて メーカー製リグが発売され、この状況がどの様に変わって行くのだろうか?

 

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