販売開始が延び延びとなっている「マイクロ波帯新無線設備」について、色々な
憶測が飛び交っている。
諸外国では金額や発売日等が発表になっている国もある様ですが、本家本元の日本
での販売開始はいつになるか発表できない模様です。
https://icomuk.co.uk/IC-905-Availability/2/3408/?fbclid=IwAR1_fRsrCTb0Jc40sJZbgFNbc39oQYafTWB4o-qbz_nte2CyiOieqZsnX1Q
https://www.hamlife.jp/2022/12/22/icom-narayama-event-report2022/
上記の情報から金額は大体判ってはいるが・・・
**「気になるIC-905の価格だが、スタッフから「IC-905本体(144~5600MHz帯)
の価格は40万円程度、オプションのCX-10G(10GHz帯ユニット)は15万円程度。
どちらも発売開始は2023年春を予定しています」という案内があった。」**
今回はたぶん無線機ハードの問題ではなく、総務官僚たちが何か新たな機能を付加
させ、当該無線設備での利用制限をしようと企んでいるのでは、と想像できます。
その 何か とは !?
想像では、「キャリアセンス機能」等ではないでしょうか?
干渉回避の手法:キャリアセンス | Sub-GHz無線開発の基礎知識 | TechWeb (rohm.co.jp)
無線設備規則第四十九条の二十第六号ヨの規定に基づく電波法施行規則第六条第四項第四号(4)... (soumu.go.jp)
すでに特小無線システムやデジ簡無線設備には備わっているが、アマチュア無線機
にも「無線従事者の資格も無線局免許も必要としない無線設備」と同じ条件を要求
する事は、納得できません!!
官僚たちの責任逃れの為にか、また裏でどんなマネーが蠢いているのかは知れないが、
アマチュア無線局にそんな機能を入れる事を要求する事は、場違いだとしか思えません。
しかし、以前から指摘している様に「単向通信方式の送信設備(5.7GHz帯FPV送信機等)」
は送信点で他の通信状態を監視する事が出来ない無線設備」である事から、キャリアセンス
は必須だと思います。
*ですから「FPVだけの無線局はアマチュア無線局と区別した免許」とすべきだと思う。
それらは「営利目的のFPVレース大会等での運用等も多く、賞金・商品目当て」に使うのが
殆どであろうから、グレーゾーンでなくはっきり分けた方が思う存分使えるでしょう!!
でなければ、FPVの様な「無監視送信設備」等を上空で使われたら、広い範囲でキャリアを
検知して通信できない状態に陥る事となってしまうでしょう。
またある無線局が「無免許・違法局」であったとしてもキャリアセンスが働き、免許された
局が使えない状態に陥る結果となり得るでしょう。
*地方の総合通信局では「マイクロ波帯の監視・取締りは難しいので、殆どできない」と
まで言い放つ始末だから、どうにもならない。
また144MHz帯や430MHz帯でも「同じ機能を動作させろ」となるのだろうか?
更にキャリアセンスは、単なるノイズでも「ビジー検知状態」になる可能性も有る為、
何より「無免許局や違法局やノイズでも、免許局運用より優位?」と判断される結果
となってしまうでしょう。
もしこの様な事が要求・検討されているとしたら、今まで免許となっているアマチュア
無線局の運用にまで影響が出て来るではないだろうか!そして「本当のアマチュア無線
の意義」まで損なわれる可能性まで出て来ると想えます。
プロパガンダによって「スマホやネットで事足りる時代だからアマチュア無線は無くせ」
とか言い出す輩まで多くなっている現状を見ると、日本の将来は危惧せざるを得ない。
IC-905の早目の販売開始と、明日のH3ロケットの発射・衛星運用の成功を祈る!
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