同業者で高校の後輩クンと業界について雑談『そういえば…』過ぎ去りし時代を思い出した。
<30代前半>
体力も気力も充実していて"怖いもの" なんてなかった。少々寝なくっても死んだりはしない。毎日クタクタになるまで仕事をした。
そしてやればやるほど自信がついた…と同時に自惚れもついた。『誰にも文句は言わせない!!』
<30代後半>
厄年の意味をしらされた。気持ちに身体がついていけない。
子供が生まれて初めて親の有難みを知った…そして将来について考えた。『このままでいいのか?』
<40代になって>
振り向けば将来を担えそうな若手がいない。入社しても長続きできない。
平均年齢は上がるばかり…『どうすればイイのか?』
<4K 厳しい・汚い・臭い・暗い>
今更ながら職場を振り返るとこんなイメージが出てくる。
どうしてそんな職場に夢もつ若者が集えるか?自分でも嫌だ!!
なんとか変えなくては…彼らが受け入れることができるであろう未来像『カッコイイ職場になるために、いま何が出来るか?』
<実態が見えないベンチャーの時代>
その当時、なにが正解なのか解らなかった。そこでマネジメントもマーケッティングについて大した知識もなく既成事実をベースに未来を描いた。しかし金融機関にとってはそれで充分であった。
成長戦略にそった設備投資計画の実行…『本当に大丈夫なのか?』
<やがて成長の時代から衰退へ>
すべての業種・企業にあてはまる"成功への法則"など有るはずもない。今日の勝者はあすの敗者かも?
老舗やベンチャーに関わらず生き残りのために手段は問わなかった…『どうすればこの苦境を乗り越えることができるのか?』
<50代になって>
あれから20年。得たモノ・失ったモノ・背負ったモノそれぞれ大きくなった。
今更ながら思うのはその器に応じて納まっていくのか?…『人間万事塞翁が馬』
<これから…>
自分が出来る精一杯のことを若い連中にしてやりたい。こんな俺に何が出来るか?
そう、口うるさい頑固オヤジは絶対必要だ…『お前たちのことを思って言ってんだ!いいから黙って俺の言うことを聞け!!』