いまにして思えばあっという間の、しかし当時の自分にとってはとても長かった小学校生活。下のムスメも、いよいよ中学生になろうとしている。
何かにつけて長女とセットで考えるため、つい小さい、幼い、カワイイ次女と盲目的な親バカぶりを発揮するワタシだが、さすが霊長類の頂点を極める一個体の生命体として過酷な現代社会にその存在を示しているようだ…
とくに内なる顔と外面は親の想像を遥かに超えるようで、その実態、いやどちらが本当の姿なのかワタシには確たる自信はないが、恐らくおよそカワイイ次女ではないようだ…
シッカリと自分を構え、自分の意志で、自分の将来を考えているようだ。彼女の口癖は「私は早く孤立したい」らしく、おそらく「独立」と間違えているだろうという程度にしか捉えていない呑気なワタシこそが孤立、いや孤独してしまうかも…
そんな彼女が政治に目を向けた。
「きっとオバマが当選するよ」
そして彼女の予言通りに彼の政治生命が4年伸びた。
「なぜ彼が当選すると判ったんだ?」
ワタシの問いに彼女は小学生らしい(?)笑顔を見せながら答えた。
「だって見た目がイイモン!!」
しかしワタシは騙されない、過去に何度も彼女の裏切りにあったから…
彼女がどうして混迷した次期アメリカ大統領選挙の結果を予測できたのか?
多くの評論家たちが優劣をつけがたいと悩んだ結果を予言できたのか?
「おとうさんの会社の景気は良くなるだろうか?」
聞きたいのはヤマヤマだが怖くて訊けない11月の夜は長い…
拝