大分といえば『おんせん県』といっちゃいましたとか・・・
そこで県外客から「いつも温泉に入れてイイですね」と言われて「・・・」
国内で最大の湧泉量といわれる別府温泉だが、在住の知り合いに聞くとそのままでは温度が低く結果的に手間がかかるので自宅ではほとんど入らないという。
ということで休日の早朝に意を決して公衆浴場に出掛けた。
よっぽどの温泉でなければ混浴など無い(というか知らない)ので『男』の暖簾を潜って入る。
其処はオトコの世界。みんなそれぞれぶら下げている・・・子供も大人も年寄りも、日本人も外国人も。
オンナは知らないオトコの世界。
ちっぽけな見栄と衰えない欲望と見果てぬ夢。
決して合理的とは言えない不条理な世界。
そんなもの引きずっていても何の足しにはナラナイことは知っている。
しかしそれを失った瞬間、この世知辛い世の中を戦い抜くパワーを失ってしまう。
やがて翔びそこねたシャボン玉がアスファルト道路へ吸い込まれるように現在社会から忘れ去られてしまう。
杓子定規ではいかない義理人情の世界を活きぬくには充電が必要だ。
そろそろ出かけるとしよう・・・
拝