先日、大分の地方紙の“2億44万年前の宇宙塵”という見出しが目に飛び込みました。
大分県津久見市日代(ひしろ)にある網代島は海洋プランクトンが堆積した“チャート”で出来ているということです。その“チャート”に宇宙から降り注いでくる“宇宙塵”が含まれていたということです。
その直径は0.2㍉以下ということで成分分析を行ったところ隕石に近い成分(これにはまさしく“はやぶさ”の功績が大と言えるところです)ということです。
しかも含まれている地層が実にすばらしいのです。2億年前といえばペルム期末にマントルの大噴火“スーパーブルーム”が発生し、地球上の生物の多くが絶滅した後の頃です。
そして地球を新支配したのが中生代(三畳紀・ジュラ紀・白亜紀)で大手を振っていた恐竜たちということになります。
巨大隕石が中南米に衝突して、その地位を哺乳類に譲るまでは巨大王として君臨していた恐竜族たちのなかで網代島を拠点にしながら明日の猟の成功を願う豊後ティラノサウルス夫婦の目に映る夜空はどんなだったか・・・娘が表現しています(?)