「君に忠、親に孝、自らを節すること厳しく、下位の者に仁慈を以てし、敵には憐みをかけ、私欲を忌み、公正を尊び、富貴よりも名誉を以て貴しとなす」
「武士道とは日本の封建社会における武士階級の倫理および価値の基準をなす、体系化された思想一般をさす」 常に勝ち続けることを求められた猛者を、天下泰平の時代に武士として国に仕えさせる。武士は今でいう役人の仕事をしながら、一大事には"葉隠"で知られる佐賀藩山本常朝は次のように記している。
「武士道と云うは、死ぬことと見つけたり」
やがて明治維新以降、近代化の波に武士は消えてしまう。
セオドア・ルーズベルトやJFKなどに読まれた"Bushido The soul of Japan"(新渡戸稲造 著)では島国の自然がどのようなもので、四季の移り変わりなどから影響を及ぼされた結果、社会という枠の中で日本人はどのように生きたのかを説明している。その上で武士の生活態度や信条というモデルケースから日本人の精神的な土壌が醸成された過程を分かりやすい構成と言葉で読者に伝えている。(ウィキペディア "武士道"より)
ところで毎日のように繰り返し報道される政治家たちの上げ足とり合戦…
「貴方達は死ぬ気で仕事をしていますか?」
出口の見えぬ不況の時代、数知れぬ零細企業の"葉隠"達は命と引き換えに城を守ろうとした。明日は我が身かと案じながも家臣共々押し寄せる難題に果敢に取り組む毎日…
国家の一大事に本丸守る政治家たちが「武士は喰わねど高楊枝」のサムライ気取りで見栄ばかり気にしてる場合か!バカヤロー