ムスメにとって人生で初めての、そしておそらく最後の高校受験がいよいよ始まった。
折しも朝から冷たい雨の降る中、普段より少し早めに家を出るムスメに声をかけた。
ー「いってらっしゃい…(ガンバレヨ)」
自分の時と比較するわけにはいかないが、随分とリラックスはしている様子だった。
(まぁ、いい。今日は予行練習だ…)
試験会場では他の学校からも多くの生徒が集まり随分と緊張するはずだ。
(こんなにたくさんの中で大丈夫だろうか…と)
隣の奴の余裕ある面を見ていると余計に不安が増す。
二度とは経験したくない、しかし二度とは戻れないあの頃。
それで人生が決まるわけではないというが、そこに別れと出会いがあることは間違いない。
"明るい"という字は"お日様と月"ではない…"窓から差し込む月の光"を表す。
先日何かのTV番組でやっていた。たまにはTVも良い事いう(番組にもよるけど…因みにワタシハ"日曜夕方の世界遺産+サザエさん"は欠かせない)
暗い夜だからこそ月の"あかるさ"が良く判る。
無限の可能性と時間を持つ子どもたちが受験という試練を経験することによって"夢"から"実現"への道筋をつくることができる。
ところで、くれぐれもスッポンだけにはなるなよ(願)