今日も明日も元気

おやじの本音を綴ります。

2020/02/19 個室

2020-02-23 20:50:17 | 日記
県病編
初めての入院日記
2020/02/19 個室


はじめに
本来なら大所高所で会社の進路を見極めながら舵取りを託す後継を育てておかなければいけない事はもちろんよくわかっている。しかし現場での深刻な人手不足、人材不足が原因で廃業となる事は避けたい。この二年近く現場復帰する事で業績悪化は防ぐことができた。このペースで今期は経営安定化ランディングを見据えて5年計画をスタートさせようと思っていた矢先…なぜこのタイミングなのか?自分が撒いた種なので痛い思いをするのは構わない。しかしこの事によって家族、社員に少なからず負担が増す事が辛い。「人間万事塞翁が馬」と言うが今回の入院によって何がもたらされるのか…反省と自戒からふたたび立ち上がるまでを記録していく。
2020/02/19 個室
 入院して10日が過ぎたところで希望していた個室が空いたと言われた。幾分の上乗せは必要となるがやはりプライベートな空間は嬉しい。飛行機で言うならグレードアップできるということだ。コスト重視で行くならば大部屋で十分だが、仕事の話しなどあまり人前ではしたくないし顧客情報管理の点からしてもどこから漏れるとも限らない。
 ありがたいことにこの日から車イスの利用も許可された。これは本当に嬉しかった。まず自分の意志で身体を動かすことができるようになった。自分でしたかったこと…これができないというのは本当に辛いと思う。自由に動き回りたいなどというのは無いものねだりであって「自由にどこでも行っていいぞ」と言われた瞬間の開放感に満足するだけであって、せいぜい近くのコンビニでホットコーヒーと新聞を買いに行くぐらいで十分だ。トイレに行きたい時に自分で行ける…これって本当に幸せなことだ。そして10日以上できなかったシャワーも看護士の補助のもと浴びることができた。病室暮らしで汗を掻くことも無かったが他人には感じたであろう体臭を洗い流すことができた。
 日々少しずつ回復しているのだと感じると同時にサポートしてくれる看護士たちの献身的で崇高な倫理観に対してただただ感心させられる。この入院もあと数日で終わりそうだ。それまでは後遺症の残らないように無理をしない事が大事だと自分に言い聞かせる。
ところで…
 公立病院らしくあらゆる業務のマニュアル化が徹底している様子。そのフロアを統括しているのが看護士長で以下のメンバーは士長の許可もしくは指示無しにはその業務の範囲を越えることができない…?必要以上のことはしゃべらない、行わない、文句は言わない。微塵のミスも許されない長時間労働の環境下やがてここにもAIによる看護システムが導入されるのだろう。

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