この歳になって習い始めた書道の先生が県の書道展で入賞した。
お題は「五月の風」…五月の光の中、思いっきり緑の匂いを放つ若葉に吹き付ける風がキラキラと銀色に耀く。
なんとも若々しい詩に踊るような書を作った同い年の師匠は確かに春を思わせる雰囲気を漂わせる。
数多くの作品の中から選ばれた入選作品を「その違いはなんなのか?」という想いで会場を巡っていたが、自分なりに理解したのは細かな筆使いの技量というのは計り知れないが全体的にメリハリの利いたダイナミックで、そして流れるようなしなやかさ、リズムがあるような気がした。
それにしても何とも若い…ほろ苦く、そして少し酸っぱい学生時代を共に過ごして巣立ち、そしていま再び巡り会ってあの耀きを保てる同級生にまぶしさを感じる。
そういえば蒼い青春時代を題材にした作品を執筆して、映画では往年の大スターとなる弟にデビュー作として主人公を演じさせた元〇〇〇知事の周りが騒がしい。
作品は高校生でありながら酒・タバコ・女遊びに明け暮れる主人公と不幸な死を遂げるヒロインという少し現実離れしたような内容だが、団塊の世代が蒼春真っ盛りの時代に大ヒットした。
歯に衣を着せぬ大胆な発言で国をも恐れず有言実行する様は隣国にしてみれば脅威であることは間違いないが、御大自らが出陣しなければならないほど身の回りに弾がないのか?
「俺のカリスマ」に平伏した人たちは既に年金暮らし…国のご厄介になってる身でありながら支持者として国政批判をするならば、どうしてもっと役立つ人間を育ててこなかったのか?いや、その力は持ち合わせていなかったのか?
何れにしても、しっかりとした政策論争だけはしてよね…暴力じゃ何も解決はできないと〇〇大統領も言っている。でも〇〇も嫌いだったかな?
拝