9月に参加した支部大会で中古の7MHzモービルホイップ(コメット HR7)を購入しました。
持ち帰って SWRを測ってみたところ、7.20MHz付近に同調しています。
イモネジを緩めて重なり部分をギリギリまで短くして、全長を長くしてみましたが、7.10付近までがやっとで、CWバンドの 7.01付近のSWRは無限大でまったく使えません。
CWバンドに調整された同じHR7を持っているので、長さを比較してみたところ、今回購入したホイップの先端エレメントが 10cm以上短いことがわかりました。
フォーンバンドに調整するために重なりしろを増やすだけでは対応できず、金鋸で切断してしまったのでしょう。
一応、購入する際に売主にエレメントのカットはしていないか聞いたところ、切ってはいないとのことでしたが、しっかりカットされていました。。。
まあ、ジャンク品なのでしょうがありません。
適当な金属物で先端エレメントを延長すればいいのですが、以前に苦し紛れにやった、これ(↓)では恰好良くありません。。(笑)
身の回りのものでなにかいいものはないかと探したところ、キボシ端子に10cm位の電線が付いたものが見つかりました。
たしか、古いカーステレオの配線材だと思います。
このキボシ端子(メス)がエレメントの先端部分にピッタリ嵌まり、多少の力で引っ張っても抜けないほどしっかり接続されました。
ビニル線なのでニッパーで切って簡単にSWR調整ができ、バッチリ CWバンドの中心に同調点を持っていくことができました。
この状態で走行するわけではないので強度的にもこれで十分でしょう。
調整を終えてから気が付いたのですが、キボシ線を付ればCWバンド、キボシ線を外せばフォーンバンドと、簡単にQSYができるようになりますね。
自分は移動運用でフォーンはめったにやりませんが、両刀使いの方には便利では?(^^ゞ
今回、たまたまコメット HRシリーズのエレメント先端部の太さがキボシ端子にぴったりのサイズだったのですが、他メーカーのホイップアンテナでも先端の径サイズが近ければ応用できると思います。
フォーンバンド用にエレメントをカット(調整)してしまって、CWバンドで使えないとお嘆きの方がいらっしゃいましたら、ぜひお試しください。
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