今、アマチュア無線界の『新規&休眠掘り起こしターゲット』は『BCL、市民無線、ラジオの製作の世代』です。雑誌『HAM World』の表紙を見たら、BCL・市民無線・ラジオの製作からアマチュア無線界に入った人なら『おぉ!懐かしい』と手に取ります。特筆すべきは『バブリー世代』で『ワンランク上』『いつかはクラウン』に踊らされた世代ともいえます。資格取得は『上昇志向』で結構だとは思いますが、その先の『合格したから自分へのご褒美』と称して『ハイパワー機』を購入したり、いつまでやるかわからないにもかかわらず『タワー』だの『別宅シャックに憧れ』だの、ミノタケを超えた消費行動が目立ちます。仮にCQ-hamradio誌に、経済ジャーナリストの荻原博子氏が『コラム』でも書こうものなら『ワンランク上なんておやめなさい』とおっしゃるでしょう。
【写真:いつかはクラウンのキャッチコピー作者は、ミニに乗っている(笑)】
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◆アマチュア無線、ナンボかかる?。
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仮説ではありますが、試算してみました。
・第一級:月額40千円×12か月=480千円×7年=3,360千円
・第二級:月額30千円×12か月=360千円×7年=2,520千円
・第三級:月額20千円×12か月=240千円×7年=1,680千円
・第四級:月額10千円×12か月=120千円×7年= 840千円
この試算は『7年間で使うであろう総額を月額に割ったもの』です。
現在、HFに出ている局のスタンダードは『第三級』からスタートし、
周囲が『ひとつ上を目指せ』的なことを言って煽ります。
また、45,550円を払えば『e-ラーニングでニアマ』が取れるので、
ひとつ上の資格を手に入れるのも『容易』になりました。
当たり前ですが、合格をもらえれば誰だって嬉しいでしょう。
これが、20~30歳代なら『これからの人』なので、
大いにおカネも遣って『いい体験を積んでほしい』と思います。
しかし、無線業界が『単一的なプロモーション』しかやっていないので、
ニアマ取得→即200W・・・という流れが強いと感じます。
60歳過ぎて、資格取ったところで『実務経験がない』からカネで下駄を履く。
みんなが同じような可処分所得であれば、
ワンランク上のニアマも結構ですが、
それぞれ、抱えている事情も異なるにも関わらず、
単一的なプロモーションにノセられて『金太郎飴』みたいな運用ばかりで、
こんなことやっていて、大丈夫なのか?
この先、どこまでもつのか?
どうあれ、長くて7年で『ほとんどの人が飽きる』ものです。
再開組は『中抜け期間が長い』のですから、
何級資格を取ろうが『今は、基礎や土台を積み上げるべき時期』です。
そこを悟らぬよう、資格取得でかさ上げして『下駄を履く』のが常態化。
実務経験を資格取得で一足飛び・・・とはいきませぬ。
オンエアでは決して話題にはなりませんが、
アマチュア無線をやっている人の中には『衝動買い』も多く、
こんな消費行動をしていたら『ムセン界の人は貯金下手』だとわかります。
・ワンランクアップ
・ワンランク上
・ランクアップ
・プレミアム
なんせ、バブル世代は『ワンランクアップ消費が多い』のです。
自分へのご褒美・・・こんなしょうもないコピーを考えたのは、
どこの広告代理店なのか・・・。
そもそも、ご褒美というのは『主従関係のある上の人が評価するもの』。
・賞与
・褒賞
一生懸命に節約をして1年で100万円貯めたという、
具体的なことに対して『周囲がご褒美をくれる』なら理解もできますが、
たかがムセンの資格ごときで『ニアマに合格!自分へのご褒美』なんて、
褒美じゃなく、ただの浪費に過ぎないのですがねぇ。
3アマ的運用は『何級であれ、歳相応の消費』を踏まえ、
趣味より老後資金を優先したら『一番コスパがいいミノタケ運用』といえます。
ワンランク上は『ミノタケを超えている場合がある』のをお忘れなく。
毎度おおきに。ほんじゃーね!!
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