車やバイクを手に入れたら『整備手帳(メンテナンス・ノート)』が付いています。法律のタテツケは『点検整備はお客様の責任において履行されるべきものです』と、いきなり『表紙』に記載されています。かといって『誰もが整備士レベル』なわけはありません。ほとんどのユーザーは『乗ったら乗り放し』『整備工場やガソリンスタンドの言いなり』です。原付バイクのオイル交換推奨は『3,000km』ですが、整備工場は『1,000kmごと交換』を示す『オイル交換時期のシール』を、勝手にボディに貼り付けていますね。私は、日常点検を兼ねた『綿密な掃除』を励行をオススメしています。昔の『車載工具』程度で整備できるのは『オイル量の点検や交換』、バッテリーの状態の点検・・・その程度です。とはいえ、日常の掃除を励行していると『空気圧』『タイヤの溝』『ブレーキの利き具合、その調整』『オイル量の点検や交換』程度は『誰でもできる』でしょう。日常点検をしている前提で『交換推奨3,000km』が成立します。4サイクルエンジンでも、オイルは減りますし『空冷車』は『たぶん、3,000kmまで放置していると、オイル残量はわずか』にまで、減ってしまいます。オイルが切れたら『エンジンは焼き付いて、オシャカ』です。ぜひ、愛車の『日常点検』を『ひまつぶし』にでも、やってみてはいかがでしょうか。
【写真:ホームセンターで購入した安価なメガネレンチ(17mm)で、オイルのドレンを外します】
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◆オイル交換は、5分でできます。
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ちょっと慣れたら『5分』でオイル交換ができます。
▲こんな風に『手順』を書いて、見ながら、作業したら『ラク』ですよ。
▲私は、十字レンチの17mmでドレンボルトを外します。力も要らないのでラクちんです。
▲ドレンボルトを外すとオイルが外へ放出されます。注入口も緩めておくと抜けが早いです。
▲100均の計量カップで『700cc』を計ります。オイルジョッキは使っていません。
1,オイルが抜き切れたら、ドレンボルトを締めます。ガスケットを必ず装着します(Dio AF68のガスケットは内径12mm)。
2,注入する際、1L缶を買ったときに付けてくれる『ジャバラのホース』を注入口に装着します。
3,100均で買った『ロウト』を『ジャバラホース』にハメ込みます。
4,ロウトに計量カップで計ったオイルをゆっくり注入します。溢れないように『ゆっくり』と。
5,オイル量が規定値にあるか、オイルゲージで目視確認します。
6,エンジン内にオイルを馴染ませるために、5分ほどアイドリングします。
7,オイル漏れがないか、確認しておきます。
8,廃油は、自治体指定方法で処分するか、回収業者に引き取ってもらう(私は会社の廃油入れにほかす)
ついでに、ボディの掃除をしておきましょう。
時間があれば『ワックスがけ』までやっておくと・・・。
1,タイヤの空気圧
2,タイヤの亀裂や損傷、異常な摩耗や溝の残量
3,ブレーキの効き具合や遊び
4,灯火類の点灯チェック
5,セルモーターの回り具合やバッテリーの状態
この程度を『日常的に点検するクセ』を付けておくと、
思った以上に『長持ちするもの』ですし『愛着がわく』のです。
多くの人が『すぐに飽きる』のは『買ったものに愛着がわかないから』です。
私の通勤特急『HONDA Dio AF68』は『まる10年』が経過しても『快調』です。
▲10年が経過しても、このとおり。
バイクショップなどは『ここまで乗る客』は嫌いのようです。
ひまつぶしで『整備手帳』や『オーナーズ・マニュアル(取説)』に目を通すと、
いろんな『気づき』もあるはずです。
▲自分でできることは、自分でやってみることが『愛着がわく、最初の一歩』です。
法定定期点検や分解整備は『きちんとした業者に依頼する』のも大事です。
業者も『商売』ですから『整備よりラクな販売につなげたい』気持ちは理解していますが、
ユーザーが『賢くならないと、業者の言いなり』になってしまいます。
必要な消費はOKですが『娯楽を消費に求める』のは『そろそろ卒業しましょう』。
毎度おおきに。ほんじゃーね!!
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