大阪人はなー。
大相撲春場所千秋楽。
結びの一番。立ち合い、白鵬が右手を前へすかさず左へ体をかわすと日馬富士そのまま土俵下へ。
一瞬の勝負に館内大ブーイング。
何があったのだ?という感じで、稀勢の里も花道を引き上げた。
体調がどうであったのかはた目にはわからない。
が、大関相手の三番は堂々とした横綱相撲であった。
だけに、この一番が悔やまれる。
本人もこの手で行こうと決めていたかどうかは分からない。
日馬富士の取り口がどうか充分知り尽くしている。
充分組み止めての展開でも勝てる要素はなかったわけではないと思いたい。
相撲界で「父」と慕ってきた大鵬を上回り、実の「父」と並ぶ36回目の優勝。
モンゴルでは年一回の競技。そこで6度の優勝。
日本は6場所だから36回で並ぶと、以前から公言してきた。
肉体的な衰えも口にしてきた。
だからこそ逆転で巡ってきたチャンスは何が何でも優勝につなげたかった。
そう思いたい。
一方で稀勢の里。一敗であれば決定戦。
連敗で一歩後退はここまでの力士かと思わざるを得ない。
琴奨菊も完全に期待を裏切った。
豪栄道はカド番を脱してのこの成績はいい方。大関昇進で初の二けた勝利。
今後の相撲に期待したいが。