ゑびす丸 大漁小言

陸前高田の釣り士、ゑびす丸の船頭ブログです。

寒っ!!!

2021-12-20 | 日記


朝5時半、既に気荒らしです。



7時半ともなると、ナレ吹いてくるから水蒸気がまとわりついて、眼鏡が曇る気荒らしです。

いんや~~~寒くなりましたね。
今年最後の満月の大潮は、やっぱり釣れない。



結果もお寒い限り、、、




先週下見に来た弟らが、その釣果を望んで再訪。
雪降ってたんで~~~
と、7時に来やがった。
既に牡蠣上げ連中は出張らっている。
明るくなってからでいいぞ!
とは言ったが、どの作業船がどのイカダで、どのくらい上げてるか確認しなきゃならん。
船頭の鉄則だよな!
いもかかわらず、雪降ってたもんすから~~~

お前な、パイセンにそんな事行って見ろ?
成層圏まで投げ飛ばされるぞ!
血を分けた弟とはいえ、船上では上下関係が厳然としている。
寸分の甘えさえ、ゑびす丸は許さん!

そのパイセンは、先週のブログ見てさっそく18日に行きたいと、、、
風速8m強でやります???

先週釣れたからと言って、今週も釣れるとは限らない。
次週釣れるかどうかは、神のみぞ知る!  てか、、、

いや、まあ釣れないだろう。
何と言っても今週末は、氷点下5度の予報。
船なんか出してられんぞ~~~
陽が昇る時の体感温度は氷点下10度以下だろうな。
寒くてやってられん。

大体さ、気荒らしの後って急速に寒くなるんだ。
体の寒さ凌いでも、手足の指の冷たさは何ともならん!
なんぼ練炭火鉢に手かざしても、グローブ内の温度は上がらない。
年末も低気圧が来るんだろう。
ここ数年、29,30なんて暴風吹きすさぶ広田湾だしな、、、

納竿ですな。
今年はもう船出しません。
浜には行きますよ!
行きますが、船曳いて船底掃除して乾かす作業程度です。

みなさん、春に又お会いしましょう。
春に釣れてたら??? ですが、、、

こんなもんだよな

2021-12-13 | 日記


君と僕はいつでも、ここで会っているんだ~~~古っ!!
虹の都か~
つい、こないだまではそんな言葉の似合う釣り具合だったんだがな~?
なんとも釣れない、都落ちだな、、、

時折時雨が見舞う11日は前週に続き、オイわかってんだろうな! とヒグマが、、
釣れない脇ノ沢に痺れを切らしたヒザは、なんと1か月ぶりに。

朝マズメ、牡蠣上げしてるイカダに縋ってヒグマの爪が一閃!
45を引っ掛ける。
以降、フグしか当たらない。
ダラダラと時間が過ぎ、ヒザが何とか1枚掛けるも、、、
さっぱり釣れない。



ヒグマの圧が、空を曇らせる、、、
船頭のお腹は爆発寸前!
ヒグマの爪でとどめを刺されたこの魚のようになるのは必至だ。



これでは来週も様子見で、一応他所にします! とヒザが帰り際に言う。
非情な圧で何も言わずに立ち去るヒグマ。
お腹は限界を越してる~~~

釣れね~~~なぁ!

明けて日曜は仙台から弟の同僚が、次週の下見して来いとパワハラ受けてやってきた。



ま、こんなもんだろう。
何台かイカダ巡って、先週釣ったイカダに縋る。
先週は2連イカダの西側で上げたんで、今日は東側に縋って、、、何も無い!
同級生の船が来たんで、その西側に縋らせたらポンポンと5枚くらいの葉っぱが。
そっちかい!!!

とっとと追い返した11時の潮下げ始まりの時間帯。




47を掛ける。




続いて掛ける。

こんなもんだよな!
釣れるかどうかなんて、来てみてやってみなきゃ分かんねんだよな。




1時までで、葉っぱ含めて25枚。
葉っぱの内、40以上は8枚くらいあったかな。

久々にロッドにのしかかる重みを味わった。
鉛が浮いて、瞬間ウェイトがなくなる実感を堪能する。
水面に出る際にギリギリと、ドラグをきしませて潜るBUFFは堪らんぞ!
タモ入れん時に、一発で掬い上げられない魚体なんて何か月ぶりだろう。
葉っぱの分際ながら、太ってて、パワーあるから重いのなんのって、、、

何と言っても小突いてる最中の、仕掛けの周りでウロウロしてる感覚が蘇るね。
ハリスが降られるっていうか、エサを弾くみたいな揺さぶられ方を感じるんだなぁ。
鉛の起床で、引っ掛かった感の後の凄みのある引き込み方。
大きめの振りの後、フォールで喰った時の無重力からの潜り込み。
いや~~~~BUFFだね~~~

オマケに、5kはあろうとするデッカイ真蛸まで上がってきた。
そんなデッカイ真蛸が暴れたら、もう釣れないな!
ビビったマコは、ドロ砂被ってじ~~っと動かないよ。
上がって、女抱くべ。
凍てついた体を介抱してもらわにゃならん。

これ見たら、来週お願いしますって連中がワンサカ居るんだろうな。

すんません、満船です、、、
て言うか、この日の結果、黙ってても良かったんだけどさ、、、









どうでしょうね~~~

2021-12-06 | 日記


お日様登るのが遅くなったな。
6時なんてまだ真っ暗だもんね。
この日は6時40分くらいに、やっと顔出しやがった。



山すそを明け染め始めて、昇るまでが一番寒い!
ナレが容赦なく吹くから、体感温度は零下となる。
帰ろかな、、、、どうせ釣れねんだから、女抱いて風呂に入っか、、、

アイナメは結構暴れ始めてきたけど、マコなんて絶滅したんじゃない?
小友の渚近辺のイカダで、2,3枚の葉っぱが上がったらしい。
一応バイオ垂らしてんだけどさ。

釣れる気配なんて一切ないな、、、
イカダの上げ具合とか最高の雰囲気なんだけど、気配が無いよね。
俺の後ろに立つんじゃない! って感じのさ、、、
このイカダだよ!って目に映っった時の、そのイカダから目が離せられない感覚が微妙に無い。

この感覚って大事なんですよ。
浜の連中から場所や上げ具合を聞いて臨むんだけど、走ってる途中で呼んでる感覚があるんですよ。
聞いたのとは違うイカダやロープが、妙に目に焼き付くっていうか、そこから離せられない。
それが、今年は無い!
なんだ、年喰ったんか?

広田では、そこそこサイズの伊勢海老が獲れた。
拳サイズの真蛸が越冬するかも?って言ってるし。
ヒザ情報では、仙台湾では30センチのフグが釣れてるらしい。
やれやれ、地球が怒ってるぜ!

アイナメ一本喰ってきたところで、どれ、帰るべ~~~
女にLINEしようと携帯出したら、、、何かバイオが揺れたぞ、、、
フグか??? ってバイオ握ったらガリっと、、、掛け外した。
なんだ?? 居るのか???

kawasaki上げたら片方にはフグが食ってんだ。
が、もう片方はイソメの下半分が綺麗に無くなってる。
フグってさ、イソメをガジガジに喰って、ボロボロにしてしまうでしょう。
だから、この喰い方はひょっとして、、、



来たかな??
サイズ的には葉っぱなんだけど、、、



結構な身の厚さになってんな。
葉っぱのクセに肩怒らしてやがる。



もう一枚喰ってきた。
これは上からメジャー入れて、46のBUFF!
厚い!

オマエよ~~~
今まで、どこに居たんなら~???
葉っぱ含めて、同じポイントで4枚。

まあでもね~、これは多分にラッキー的要素が強いよね。
新月の大潮明けだもん。
たまたま、喰ってきたんだべよ!

この大潮期間はウネリが強くてね、水が濁ってさ、、、
前日に来たパイセンなんて、鉛筆以下のハモ釣ったからな。
お陰で腹病み止まんなかったぞ、、、
それでなくても寒いのにさ~~パイセンの圧が余計に寒くしてくるんだ。

どうでしょう???
これからバガスカ釣れるなんて過大な期待は、、、持てませんよ。
今まで散々釣れてねんだし、散々裏切られてきたしさ。
まして心持は、海とケンカしてんだから。

やっぱ釣れないですよ!
地球は怒ってますね~~~